よかった。半分やったけどあなたがアイスを食べてくれた。
吐き気がするときに食べ物、とも思ったけど、吐き気を我慢するのにも体力は使うやろし。
胃の中が空っぽすぎて気持ち悪ーなることもあるからホンマ食べれてよかったわ。
顔色もよーなったし。
このまま治まっていくれたええなぁ~と思っとったけど………………甘かった。
俺が風呂から出てくるとあなたの姿がなかった。
その代わりにトイレからはえずきが・・・。
カチャ!
トイレのドアを開けると、来た時と同じように真っ青な顔で涙を流しながら吐き気を我慢するあなたがおった。
俺はアイスを食べさせたことを後悔しつつあなたの背中をさすった。
俺は泣きながら吐き気を我慢するあなたを抱きしめ背中を摩り続けた。
もぉ~見てられへん!
あなたに言われハッとして抱きしめていいた体を離した。
俺はホンマ情けなさ過ぎる。
さっきまで何ともなかったんにまた両足が痺れてしまい。
またあなたから引きずり出してもらった。
まぁ〜誰かて笑うよな。 こんなん。
俺は立ち上がれんと、生まれたての小鹿みたいに両足をプルプルさせとった。
さっきまで苦しくて泣いとったあなたが今度は腹を抱えて笑い泣きしとる。
俺は恥ずかしのもあったけど、あなたが笑って笑顔を見せてくれたからええかと思った。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!