『 はじめの一歩 』
同じクラスのじゃぱぱが 、
突然そんな事を言い出す 。
俺は 、過去に少し年上の先輩とトラブって 、
年上の人が生理的に嫌いになった 。
そのトラブル諸々を1番近くで見ていた
じゃぱぱは 、不審に思うほど驚いていた 。
ほんとに仲良くなるとは …
と 、まるで俺を怪しんでいる様な顔で
見つめて来る 。
連絡先 …
待って 、何組か分からなくね
うわめんど …
でも 、先輩も俺の組分からないで
探しに来てたんだよな 、1人で 。
yan ( 探しに行くか …
1組 … 2組と教室を回って行ったら
じゃぱぱにクラス分からないの?
呆れ気味で言われた 。
年上もいっぱいいるし 、
見られるし 、最悪だよ
探していると 、逆にこっちが
見つかってしまった 。
でも良かった 、探す手間が省けた 。
何これ 、照れ臭 、
年上 、女子とも話すの久しぶりだから 、
何か緊張する 。
先輩 、礼儀正しいな …
やっぱり嫌いは嫌いでも
良い人はいるんだ 。
あー 、あの人ね ( えと )
あの人は普通に仲良くしたく無い 。
… なんかコイツ俺より仲良くなってね?
頬が少し染まった 。
… なんか 、うん 。
可愛い 。
待って俺もまだ交換してない 、!
先輩はポケットからスマホを取り出して 、
QRコードを見せる 。
なんか 、俺より先にじゃぱぱが
交換されるのは 、なんとなく癪に障る 。
俺は 、先輩のスマホを持っている
右手を引いた 。
『 あなた がお友達になりました 。 』
そう微笑んだ 。
と言ってじゃぱぱの腕を強引に引く 。
分かんない 、分かんないけど 、
あの人とは仲良くなりたい 。
あの人に他の人がまた仲良くするのは
少しだけ 、結構嫌だ 。
独占欲強いもん 、おれおまけ
トイレで余韻に浸るあなたちゃんでした 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!