第2話

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2025/10/12 22:53 更新
ビリビリと肌で感じる魔力
あまりに大き過ぎるそれに触れた魔人は
喚く事も怖気付くこともなく
目を輝かせた
ギザルム
なんだ...貴様は
魔人
あ...ぅ
魔人
ぁ……
声が出ない
言葉を発せない
元からなのか...彼の圧力なのか……
ギザルム
まぁいい
ギザルム
お前も来い
魔人
ギザルム
人間界に欲しいものがあるのだ
ギザルム
貴様もそれでは不便だろう
ギザルム
ほかの下等種族の肉体を分けてやる
魔人
魔人
コクコク
魔人
い...いく
魔人
いきたい
魔人
わ...わぁしも
魔人
いく
ギザルム
決まりだな
その魔族の気まぐれか
怪しげな笑みを浮かべたまま、
彼女を自身の乗っている黒龍に乗せた
寂しさから……孤独から開放される
その喜びで彼女は例の魔族……キザルムにくっつく
ギザルム
近付くな暑苦しい
ギザルム
消し炭にするぞ
魔人
...……いいれすよ
魔人
キミなら……いいれす
一瞬でも孤独でない時間を過ごせた
彼女には十分すぎる幸福
失うものは元からない
少しでも誰かに触れられた
ほんの一瞬でも誰かと過ごせれば充分だったのだ
ギザルム
...ふん
ギザルム
面白い
ギザルムは彼女を殺さなかった
ほんの気まぐれだった
魔人
………
それでも彼女は嬉しかった
殺されても構わない
でもそばに居られるならもっといたい
矛盾を抱えているがつまりそれは
『どちらを選択されても彼女にとっては幸福』なのだ
ギザルム
お前...その滑舌を何とかしろ
魔人
どぅすれは
魔人
いいれすか
ギザルム
はぁ……後で教える
魔人
あぁい

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