そして、それから数分後、レオリオさんは猛スピードで何処かに行ってしまった。
もう辞めようかな......
無いなりにも頑張らないとあの束縛リクトに捕まっちゃう
そして、キルア様から"ゴール“と言うでかい声が聞こえてから数分後 私も到着した。
私は.....リクトに一度たりとも名前で呼ばれたことはなかった
ずっと"姫様"だった。
だから嫌って言う気持ちは少し分かるかも
あっ、霧が....
??「霧が晴れてきたな」
えっ、誰?
???「あっ、ほんと?」
??「あぁ」
サトツ「ヌメーレ湿原 通称"詐欺師の塒" 二次試験会場へはここを通って行かねばなりません。この湿原にしかいない珍奇な動物達 その多くが人間をもあざむいて食糧にしようとする狡猾で、貪欲な生き物です。十分注意してついて来てください。騙されると....死にますよ?」
ウィィィィン
?「うわ〜....待ってくれ〜」
私たちが出て来た扉のシャッターが閉まり、あと一歩 と言う人が叫びながら消えていった。
サトツ「この湿原の生き物はありとあらゆる方法で獲物を欺き、捕食しようとします。標的を騙して食い物にする生物達の生態系......。"詐欺師の塒"と呼ばれるゆえんです。騙されることないよう注意深く しっかり私の後をついて来てください。」
????「騙されるな〜」
????「だ、騙されるな そいつは嘘をついている!そいつは偽物だ。試験官じゃない。俺が本物の試験官だ!」
???「これを見ろ!」
といかにも普通のおっさんが取り出して来たのはぐったりしているサトツさんに似ているデカ猿だった。
????「ヌメーレ湿原にしか生息する人面猿だ!」
????「人面猿は新鮮な人肉を好む。しかし、手足が細く非常に力が弱い。そこで自ら人に化けて、言葉巧みに人間を湿原に連れ込み他の生物と手を組んで食い殺す!そいつはハンター試験で集まった受験生を一網打尽にする気だぞ」
???「確かにあの走り、とても人間業とは思えなかったもんな」
🃏🃏🃏🃏シュシュッ
うわっ.....
トランプのはずなのに....めり込んでるよ....
赤髪「また僕のこと見てる♧」
赤髪「まあ、いいや」
まぁいいのかい!
赤髪「クックック.....なるほどなるほど.....これで決定 そっちが本物だね」
やっぱり.....そっちが本物だったか.....
そして、そこから赤髪の少し長い話が始まった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!