竹田さんたちに見送られ、今年の自分の場所へと向かうことにした。
記憶と案内板を頼りに、教えられた自分の場所の区分を探す。
急ぎめに駆け寄ると、見覚えのある人たちが集まっていた。
2人ともぜんぜん変わっていない。
たった1年の間なのにもう出会った日が懐かしく思える。
そこで1人、1番会いたかった人が見当たらないことに気づいた。
私に会いたがってくれてたんだ…
私と同じ気持ちだったと知って少し…というかだいぶ嬉しくなった。
その時聞きたかった声が聞こえてきた。
自然と自分の顔がぱあっと明るくなった気がしたが、恥ずかしいので気づかないふりをしておく。
図星をつかれ顔が熱くなるのがわかった。
ハーッハッハッと独特な笑い声をあげた翔太さんが唐突にそう言い、私たちは一斉に焦って弁解した。
お腹を抱えて笑い転げる翔太さんを岩本さんがたしなめた。
ちらりと佐久間さんを見ると、佐久間さんも顔を赤くしていて、ドキッとした。
照れてるんだ…。
Kojiの声が聞こえてはっとした。
案の定拗ねて頬を膨らませてしまったKojiを見て、3人が目を輝かせた。
ぐいっと一気に距離を詰めた3人に驚いてから、Kojiはさっきよりは積極的に話した。
呼び方問題でわちゃわちゃしていると今日のコアのかけらが届いた。
各々の気持ちを胸に、そっとRenの胸にコアのかけらをはめ込んだ。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。