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第78話

第78話
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2026/03/18 11:06 更新


Kym side

6人で買ったネックレスなんだけど、普段はアクセサリーをしない俺も細くてシンプルなチェーンのネックレスは、ずっと着けててもストレスにならないから、10周年旅行から帰った翌日の今も外されることなく俺の首元でシンプルな輝きを放ってる。

髙地はもう起きてるのかベッドは既にきちんと整えられてる。

昨日までの楽しかった気分は消えることなく、寝起きなのに気分は上々だ。
きっと髙地もそれで早く起きたのかも。

キッチンとリビングのある2階に行けば髙地は機嫌よく朝食の準備をしてた。

「おはよ、髙地。」

優吾 (っ! 大我! おは…よぉ……?)

「…ん?」

さっきまで機嫌の良さそうだった髙地の様子に違和感を感じたけど、それは髙地自身もだったみたい。

「どーした?」

首元を手で押さえて唾を飲み込む仕草。
喉が痛いのか?声は出なくても咳は出るから髙地が笑顔じゃないと心配になる。

「喉痛い?」

ふるふると首を横に振るから少し安心。
でも、違和感が消えた訳じゃない。

この様子だと髙地も分からない感じか?

「なんか喉に違和感がある?」

優吾 こくり

「けど分からない感じ?」

優吾 こくり

また頷くから、取り敢えず落ち着かせる為に水でも飲ませるか…

「1回水飲も」

言いながら冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを2本出して1本を髙地に渡す。
ゴクリと飲んだ水は寝起きの身体に染み渡る感覚。

「ぷはっ!」

優吾 くすくす

先に水を飲んだ俺がツボだったのか、少し笑った髙地。
寝起きで喉が渇くの分かるだろ?

「いーからお前も飲んじゃえって!」

言われてやっと一口飲む。




優吾「…ㇵァ……!…」









「………えっ?」









今のって……


俺の聞き間違い?


いや……


髙地もびっくりしてるってことは……





……えっ!?



そういうこと……?




「…髙地……お前…今……」



優吾「……ㇵ……ぁ……!」



本来綺麗好きな髙地が、驚いて落としたボトルの水が床を濡らしてることも気にせず、真っ直ぐに俺の目を見たまま固まってる。


「髙地っ!」



優吾「……た…ぃ…ぁ…」



「髙地っ!!」



小さく掠れた声だとしても、髙地が俺の名前を呼んだ瞬間に水で足が濡れることも、何もかもどうでも良くなって髙地を思いっきり抱きしめた。



「髙地…!髙地…!」



声が出て良かったとか、長い間頑張ったなとか、いろいろ言いたいことがあったはずなのに、実際に自分の口から出て来る言葉は髙地の名前だけで、自分の口がこんなにも感情に追いつかないとは思わなかった。



無意識に俺が髙地の名前を連呼してたからか、いつの間にか4人もリビングに降りて来てた。




優吾「……ㇹ…ㇰ…、…じゅ…、じぇ…ㇱ…、ㇱ…たㇿ…」



俺の背を掴みながら一生懸命にみんなの名前を呼ぶ髙地。



それに直ぐに反応出来ない4人。


そうだよな、俺も今もまだ感情の整理が終わらない。


1番最初に動き出したのは樹で、ぼろぼろと泣きながら髙地に抱き着いた。


樹「髙地……お前ぇ〜」



ジェシー「こぉ〜ちぃ~。゚(゚´Д`゚)゚。」

慎太郎「こぉーちっ!!」


ジェシーも泣きながら、慎太郎も目に涙を浮かべながら髙地に抱き着く。


幼馴染の不憫代表は、どうも口からは言葉らしい言葉は出ないみたいだけど嗚咽と、目から嬉しさは溢れて止まらない。


北斗「…ぅっ……ズズッ……ぅ゛〜〜……」



優吾「…ㇹ…ㇰ……」



北斗「…う゛……あ゛ぁぁぁ゛………」



キッチンで6人、涙が止まるまで暫く抱き合いながら声を出して泣いたよ。
そういうのって大人になると恥ずかしかったりすると思うけど、この6人でだったら何も恥ずかしくもないし、なんだか分かち合えたことが嬉しかった。
みんな同じ気持ちだったんだって再確認も出来た気もしたしね。








気持ちも多少落ち着いて、床も綺麗にしたら取り敢えず一旦みんなでソファに座ったよね。



優吾「…ぁ…ぁ……ん゛っ……」


樹「髙地、まだ俺らとおんなじ様に話すのは大変だよな?ゆっくりで良いからね?」


ジェシー「ソーだよ!無理しないでゆっくりで大丈夫だからね!でも、話してくれるのはスゴイ嬉しい!」


慎太郎「俺も!俺も!初めて髙地の声聞けて嬉しいよ!」


「そっか、3人は初めて髙地の声聞いたんか!」


樹「そぉーだよ、きょも!てか、初めて聞いた声が自分の名前ってなんか嬉しいな!」


慎太郎「分かる分かる!マジそれな!」


ジェシー「なんか胸にキザまれたよ…こーちありがとうね!」


優吾[俺こそいっぱいありがとうだよ!これからもっと名前呼べる様に頑張るね!]


北斗「こぉ〜ちぃ~っ!!」


いきなり話すのは負担がありそうだったから一旦使い慣れたスマホでの会話に戻ってもらった。
北斗は髙地の名前が呼べるまで回復したけど、いつもの語彙力は消失したままみたい。


「髙地、一応病院には報告に行った方が良いと思うから予約しとくな。」


優吾[ありがと大我。]


声が出たことは純粋に嬉しいんだけど、少し冷静になった今改めて考えると、髙地の身体をこれまで10年以上拘束していた枷が外れて後遺症はないのか、どのくらいで以前程の状態に回復するのか。
しっかり診てもらった方が俺も安心。
伝える時は出来るだけ軽く言ったつもりだけど、俺の不安が伝わってないと良いな。






〜〜〜〜〜〜

大遅刻ですが…
3/8 何歳になったのか分からないけど
髙地くんお誕生日おめでとう💛
SNSでのお祝いコメント読んでくれてたら嬉しいな💛
素敵な年になりますように💎
YouTubeとインスタの開設はこちらがプレゼント貰った気持ちになっちゃったよ☺
SixTONESと大我とジェシーのインスタフォローしてくれないかな💛

本日3/18 1秒/Rebellion発売おめでとう💎
皆さんもう聞かれましたか??
私まだ聞いてないので楽しみです☺

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