入れ替わりの決戦について、あまり深くは聞か
なかった。
いや聞けなかった。
だって時間が全然無かったんだもん (クラスが発表され、それぞれが各クラスに行く。
因みにリドルくんは違うクラスのようだ、残念。
席は自由なようで、周りは友と思われる人と雑談
しながら席に着く。
正直友達が一人もいない私にとって苦痛でしかない。
それに私の周りには誰も座ろうとしないのだ。
一番後ろの長机の端に座ったのだがその列は勿論、
前二つにも人は来ない。
忘れがちだが、此処は美醜逆転の世界。
その対象は男だけで、女は元の世界の美的感覚と
なんら変わらない。
そしてこの世界での私は顔が整いすぎている。
ここの人達は醜いって散々罵られてきたんだから
そりゃ怖いよね。
ほとんど諦めの境地にいる私は静かにため息を
ついた。
そんな時、誰かに落ち着いた声で話しかけられた。
話しかけてきたのはまさかのジャミル先輩…
否、ここではジャミルくんと呼ぼう。
貼り付けたような笑みで話しかけてくるから本当に
心臓に悪い。すき(
辺りを見渡すと本当に私の隣しか空いていなかった
ようだ。
周りはヒソヒソとジャミルくんに哀れみと同情の
言葉をかける。
…気分が悪すぎる。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。