第6話

一二三の姉と妹
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2023/03/19 00:16
-一二三side
あの後、時雨と別れたあと
家に帰ってる途中、スマホが鳴った。
一二三
一二三
……あ。
それは、僕と妹に優しくしてくれてる姉からの電話だった…。
一二三
一二三
……はい。
???
一二三、大丈夫……?
電話から聞こえたのは、僕や独歩くんのことを心配してる姉の声。
一二三
一二三
……うん、大丈夫だよ。ハヅキ。
ハヅキ
ハヅキ
……そう、無事なら良かったわ。ハルナは、一二三が帰って来るのを待ってるわよ。
一二三
一二三
はは……もしかしてハルナは、まだ寝てないのかい?
ハヅキ
ハヅキ
うん。一二三が帰って来るまで、ずっと起きてる〜!って言ってるわ…
ハヅキ
ハヅキ
まだ、寝てないのよ?もう寝る時間なのに……。
一二三
一二三
あはは……やっぱりか。
寝る時間になっても、起きて心配してくれてるなんて……優しいな、僕の妹は。
一二三
一二三
ハルナには、もうすぐ家に帰るから先に寝てくれるように伝えてくれるかい?
ハヅキ
ハヅキ
ええ、分かったわ。ハルナには、そう伝えておくわね。
一二三
一二三
うん、頼んだよ。
そう言って、通話を切った。
イヅミちゃんはもう寝てるのに、僕の帰りを待ってまで起きてるなんて…
本当に心配してくれてるんだね、ハルナは…(^^)
独歩
独歩
ハヅキちゃんからか……?
一二三
一二三
ああ、僕たちの心配をしてくれてたみたいだ。
一二三
一二三
ハルナは、まだ起きてるみたいだけどね…^^;
独歩
独歩
それだけ、ハルナちゃんは俺らのことを心配してくれてるってことなんだな…(^^)
一二三
一二三
そうだね。早く、帰ろうか……妹が待っていることだし。
独歩
独歩
そうだな、一二三。

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