第5話

ニョン(大麻あり)
70
2024/07/09 07:37
⚠️かなり人を選ぶ内容です⚠️
暴力が苦手、解釈違いを感じたらすぐ回れ右です



今日は珍しくニェンが外出して自由だ
特にすることもないから、家の中をウロチョロしているとソファにいつも通りニョンがいた。普段はニョンに話しかけようとするとニェンがどこからともなく現れて止められてしまうが今日はその呪縛はないのだ。ルンルン気分で話しかけに行く。🌸「ニョン」
わざとらしいくらいの驚きを見せて振り返る。汗なんかかいちゃってさ
🌸「今日はニェンいないからさ、いつも着いてきて厄介じゃん?たまにはニョンとも話したいし……」
ソファによいしょと腰掛けながら続ける。慣れないからか少し、ぎこちない。それでも構わずに話しかける。🌸「わ、ニョンおっきいね」
膝の上に乗っかって背中に体重をかける。ビクともしないニョンの大きい背中。さらりとした服越しに暖かい体温が伝わってくる。
🌸「髪の毛さらさらだね。ふふ」手を耳の後ろの方に回して頭をふわり、とかするようになでる。シャンプーのやさしい香りが、髪が動く度に広がる。🌸「ふふふ……わっ、」
ニョンの大きい腕が自身の体を捕らえるように拘束される。触れる距離が近くて、ほてるのが自分でもよく分かる。 🌸「んん……」
しばらくそのままで居ようとしたけど、腕の力が段々強まっていく。痛い、さすがに成人男性の力だ、女一人こんな状態じゃ抵抗も無意味で、必死にぺしぺしと体を叩くけど離してくれない。🌸「にょっ、ニョン、ニョン!」
はっ、として離してくれた。涙が滲む瞳越しに、申し訳なさそうに頭を撫でてくるニョンが見えた。部屋に戻って早々に寝てしまった。途中、ニェンが帰宅した旨伝えに来たらしいがもう熟睡していて夢の中だった。
あの日からだいぶ経って、することも無くソファに向かうとニョンは変わらずそこにいた。そこにいたけど、様子はいつもと違った。
🌸「ニョン〜……?」 ゆらり、とこちらを向いて私だと確認したのちにのそのそと近ずいてくる。🌸「にょん……?」 甘ったるい匂い。それと煙たいような、一緒になってむせる中ニョンがこちらの足にちょい、と腕を通してお姫様だっこ状態になった。「MEOW…」 目がギラギラとしていて、なんだかいつものニョンじゃないみたいで怖かった ニョンの自室に連れていかれて少し雑に投げ捨てられた。次の瞬間にはがし、と首を掴まれていた。圧迫されて顔が熱い。
🌸「ぅ、ニョ、ン」
苦しさが伝わったのか手を離してくれて安心した、けどめいいっぱい振りかざしてくる拳が見えて、思いっきり打撃を受けて、身体中が痛くなって視界がぐらついて
🌸「ごめ、ごめんなさいっ、ごめんなさいだから許して…」これやばい死ぬなって思いつつ頭がふわふわして何も考えられなくなっていく 「MEOW…」
🌸「…私なんか酷いことした?怒らせたならごめんね言うから、言うからさ…」
不気味な笑みを浮かべたニョンに見下ろされたまま、ゆっくり目を閉じる、もう抵抗する力もないししたところでどうせどうにもならない
脱力した私を 何を考えてるのかわからないニョンに抱きしめられながら意識を失っていく



オチは無いです

プリ小説オーディオドラマ