第41話

 ガ ラ ス 鉢 を 泳 ぐ 
1,183
2026/06/10 09:59 更新





                ── トン   トン   トン ……










あなたのカタカナ名前
      ─── 結果
任務に問題はなし
あなたのカタカナ名前
     報告は以上です       




それからの日々は



思ったよりも
あまり変わらなかった。




いつものような訓練と任務

首を掠める髪の毛の
くすぐったさにも , もうだいぶ慣れた。







あなたのカタカナ名前
      ねぇ       






             ── トン トン トン ……






あなたのカタカナ名前
     その       
あなたのカタカナ名前
     指でデスクを叩くのって       
何なの?





   ……トン











スタンリー
スタンリー
     いつ終わんのかと思ってな      




執務室までわざわざ出向いて
報告してるっていうのにふざけてんの?





あなたのカタカナ名前
      勤務中ですけど      



スタンリー
     知ってんよ      





変わったことといえば



少しだけ



隊長が子供っぽく
見えるようになったことだ。






あなたのカタカナ名前
     ……じゃあ , 確認事項がなければ       
私は失礼します





いつも通りに踵を返そうとした。
その瞬間。







                ── トン ッ 。






一定間隔でなっていた音が
ひとつだけ強く響いた。







あなたのカタカナ名前
     ……?      





振り返ると
隊長は肘をついたまま私を見ている。



指先は もう
デスクを叩いていない。


ただ , その目だけが 妙に不機嫌そうで。





あなたのカタカナ名前
     何ですか?     
スタンリー
     何ですか
じゃねぇよ





いや 何ですか?だろ。

普通に。
暇そうじゃん。





スタンリー
     ……アンタ      






スタンリー
     この前のこと , 忘れたのか?      
 





" この前のこと "


なんて言葉が指すものは
ひとつしかない。




あなたのカタカナ名前
    覚えてますけど      
あなたのカタカナ名前
     それがどうしました?      







スタンリー
     どうしました , ね       





何をそんなに苛立つことがあるんだろう。
 


スタンリー
    ようやく" 待て "が終わったはずが       
スタンリー
     またコレか?      




あなた
     また……?      
 




小首を傾げた私に痺れを切らしのか
隊長はいよいよ椅子から立ち上がった。





あなたのカタカナ名前
     近づいてくる必要ありますか?      
スタンリー
     あるな      
あなたのカタカナ名前
     ……理由は?      






スタンリー
     ムカつくからだ       





ほらまた
子供みたいなことを言う。





スタンリー
     任務に問題はなし       






スタンリー
     ……俺には大アリだ       





あなたのカタカナ名前
     隊長の個人的な感情までは       
知りませんよ……



スタンリー
     今 知っとけ       










あなたのカタカナ名前
     ……もしかして ,       










あなたのカタカナ名前
     私がいつも通りだから
イライラしてるんですか?





否定しない。



その沈黙だけで答えは十分だった。





あなたのカタカナ名前
     全く子供ですね       



スタンリー
     あ?      





あなたのカタカナ名前
     キスした相手がもっと
動揺してくれると思ってたんですか?
 


あなたのカタカナ名前
     報告中に 目でも
逸らしてほしかった?





スタンリー
    ……       





あなたのカタカナ名前
     顔の一つでも
赤くしてほしかったん ───













スタンリー
      あなたのカタカナ名前         





名前を呼ばれた




ただ それだけなのに。




少し優位に立った気でいた自分が
簡単に引き戻される。






スタンリー
     この前はあんな顔させといて      
 




スタンリー
     なんもなかったみたいな 
その態度がムカつくだけだ




そう言って 手首を取られる。



逃げることも
逃げないことも



どちらでもできるくらいの強さで。











あなたのカタカナ名前
       別に        
あなたのカタカナ名前
     忘れたわけじゃ , ありません       












あなたのカタカナ名前
    ……忘れてないから     
















あなたのカタカナ名前
     何も なかった
みたいな … 顔をしてます





隊長の視線がひどく刺さって
目を合わせられない。





あなたのカタカナ名前
     じゃないと       














あなたのカタカナ名前
     どうしたらいいか
わかんなくなる , から











スタンリー
     だったら
先に それを言いな





その言葉と共に
手首を引かれて唇が重なった。





あなたのカタカナ名前
     … ん ……       





反射的に一歩 後ろに下がれば
後頭部を抑えられて



ぐっ と
身体を引き寄せられる。






あなたのカタカナ名前
     …ね , 待っ……   




角度を変えて




何度も , 何度も。
口付けが落ちてくる。



まるで



ずっと堪えていた何かを
確かめるみたいに。














あなたのカタカナ名前
      ま , 満足ですか?      






息つくこともできず
頭がぼーっとしてきた頃



ようやく身体が自由になった。





スタンリー
     ……       




あなたのカタカナ名前
     隊長?       






スタンリー
     いや ,       









スタンリー
     余計 物足りなくなったな       




そう言って目を細めた隊長は



まだ私を離す気のない
ひどく甘く 危うい目をしていた。







✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼




言っときますけど 作者はこの話
にやけながら書いてますから ! ((



AI判定をくらってしまった 🙃笑
→ 無事解除されました !
🐰
    Thank you 🔦      
    本編完結後なのに 嬉しいです🌼
ちこさん 鳥さん ゆな サブ垢さん
ありがとうございます …!✨️

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