ショップを出て...
私たち、やっぱり
ミッキーとミニーのカチューシャにしたんだ。
定番だけど可愛いよね!
みことくんはプーさんも似合ってたけど、
お揃いにしよって話になった。
そして、今は早ご飯にしようと考えてます。
ホットドッグもいいんだけど、
それは夜のパレードのためにとっておくの。
2食連続でホットドッグは嫌だもん。
なんか、ごにょごにょ言ってるけどよく分かんない...
みことくんが指さしたお店は、
美味しそうなビュッフェ形式のレストラン。
まだあんまり人もいないみたいだし、
今なら割とゆっくり食事できるかも!
私たちは、なに食べようかな〜?なんて
考えながら歩き出した。
お昼ご飯の後...
レストランには美味しそうな料理ばっかりあった。
もちろん、ディズニーランド内だから、
世界観も素敵だったし。
調子に乗りすぎてめっちゃ食べた 笑
この後あんまり楽しめなくなっちゃうかもだし、
もしかしたらみことくんに
太ってるなんて思われたらどうしよ...
みことくんに嫌われるのだけは嫌なんだけど...
当のみことくんが
いつも通りのトーンで話し始めたお陰で
少しだけホッとする。
そう言ってみことくんは手を差し出す。
これって、手を繋ごってことだよね...?
私は、ギュッとみことくんの手を握る。
やっぱりまだ、手を繋ぐのは少し恥ずかしい//
だって、私たちまだカップルじゃないし。
みことくんの、女の人の手とは違う、
少し筋っぽい手にドキドキする。
私が急に黙ってしまったことを心配してくれたのか、
みことくんが声をかけてくれる。
ドキドキしてたなんて言えません...
そして、園内を歩いていると、
スペースマウンテンが見えてきた。
私、並んでる人が多すぎて
あんまり乗ったことないんだよね...
1人、そんなことを考えていると、
いや、だってスペースマウンテンだよ?
いつもなら余裕で1時間待ちとかなのに。
絶叫系、大丈夫......ではないけど、
みことくんがこんなキラキラの目で見てるし...
うぅ、なんか今更怖いって言えなさそうなんだけど...
まあ、頑張るしかないか...
私は、嬉しそうなみことくんに引きずられ、
列の最後尾へと並んだ。
そして______
今めっちゃシートに座ってます。
さっきまでは頑張ろうとか思ってたけど、
やっぱ無理そう...
そんな私たちをよそに、
係のスタッフさんは私たちを出発させる。
もう戻ることは出来ない。
こうなったら......
自分から言うのは恥ずかしいけど、しょうがない。
そして、ギュッと握られた私の手の指は、
スルッと動かされ、恋人繋ぎへと変わる。
恋人繋ぎ、何気に初めてだし...!//
みことくん、照れないのかな...
疑問に思って見た彼の顔は
背けられているけれど
少し赤く染まっている気がする。
やっぱ、みことくんもおんなじだ... 笑
ジェットコースターの速度が急に上がる。
そして、私は反射的に
みことくんの手をさらに強く握った。
あなたはいつからそんなにカッコよくなったの???
私のそんな疑問を残し、
スペースマウンテンはあっという間に終わった。
╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍╍
アトラクションが終わり、今は近くに置いてあったイスに座ってる。
見ての通り、少しだけゲッソリしているあなたです。
酔った(
いや、出てきたら、
待ち時間40分とか書いてあったから
スペースマウンテンに待ち時間を短くして乗れたのは
ラッキーだったとは思うんだけど......
ね?
みことくんにおんぶされるのは色々とヤバいので。
それこそ恥ずかしい。
一応成人してるし。
まだ本調子じゃないけどね。
私が頷くと、みことくんは私の隣に腰掛け、
私の手を握った。
それも、さっきと同じ恋人繋ぎで。
私が彼に問いかけると、
みことくんは少し顔を赤らめながら口を開いた。
なんだろ...?
みことくんがこんなにかしこまって切り出すのは
初めてだから、少しだけ驚く。
みことくんの言う、
" 大切な話 " が何なのかは分からないけど、
悲しい話ではないって言うから
彼のことを信じて待とうかな。
でも、心の準備は必要らしい。
私たちはまた、歩きだした。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。