公園[彼女が手に持っているのはナイフ]
[夜なのにナイフが光って見えた]
[彼の後ろには大きな池があった]
[落ちたら戻れないほど深い池だ]
[彼の腹部にナイフが刺さった]
[彼は母親に押されて池に落ちてしまった]
不思議と痛くなかった
息苦しいとかなかった
死ぬとか生きるとか消えるとか残るとか…
俺には到底難しかった
……前世は…幸せだったんだろうか…?
分からない、幸せって感じたことなんかないから
来て…欲しかった
あ…俺死ぬんだ、母親に刺されて死ぬんだ
だからもう来ないのか
…俺がいるから幸せ…?
止めてみろよ、死ぬ時俺のこと見つかるかわかんねえよ?
俺の血吸えんのか?(笑見つけ…て……くれる、の…だろうか?
はは…あー……
刺されて…池に落とされたて死ぬんだな……
……
今見えてる…ルカは…幻覚…か
舌…入っ……?
意識、が……
舌入れたのは申し訳ないけど…生きるためには必要だったなら
まあ…そのおかげで今彼の血は止まり……
生きてるならボクはそれでいい
生きて…

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!