あの時の私は絶対に死んだ魚のような顔を
していただろう
5000回終わったはいいものの喋れない…。
アイコンタクトで返事をする
大丈夫だよ!!!!多分!
あ、これ伝わってないな
ぽけーっと空を眺めていたら
燕が飛んでいて、そういえば学校で
体育の時とか暇だと空を眺めていたな〜なんて思った
大正にきてから、もうどれくらい経っただろう
色々な人に助けて貰って
大切な人もできて、右も左も分からないのに
ここまでちゃんと生活できるようになっているのも
お館様が最初に私を拾ってくれたから
うんうんと、首を必死に縦に振る
ポキッ
今確実に私の首の後ろからなった
おかしな音そしてすごく痛い
千寿郎くんがビッグボイスで叫んでくれたおかげで
みんながこちらに気づき走ってくる
痛い……
声が出なぁぁーい!
私は人魚姫じゃないっての!!!
大正解だよおばか
意思疎通不可能かな?













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。