そして私は回し蹴りをお見舞いした。もちろん足に呪力を纏わせて
まぁラッキーな事に黒閃で
そう言いながらツギハギが手から何かを出す
苦しい、助けて、と声が聞こえる
こうして私が天井付近に意識を取られていると いつの間にか手を刃物の形に変形させたツギハギが迫っていた
グサリ、と深く広く刺される
ポケットから出てきた手錠で私の手首を前で拘束する
びしゃっと血を吐き出すあなたの下の名前
反転術式でも治癒に時間が掛かる。そりゃそうか。腹部をしっかり貫かれてるから臓器の損傷どころじゃないし軽い骨折でも済まない…クソ…出来るか確証はない。でも特級が2体も居る…どうせ連れてかれるんだったら…
手錠をかけられたまま手を祈るようにして組む。
ツギハギが展開しかけたところで領域を解く
そう言って呪力で何かを形成する
それは狗巻家の家紋が書かれたメガホンだった
声の限り叫んだ。私も特級呪術師だ。時間は稼げる。いや…違う。ひとまず、ここからアイツを離さなければ行けなかった











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!