デートしよう!とフォンテーヌにある遊園地に呼ばれた。
やっぱり2人だけだと全然話せない…
そんなところまで心配してくれるんだ…
行列に並んで僕たちが乗れるのを待つ。タルタリヤはいつもの戦闘服と違ってシャツを着ている。見慣れない姿で、でも似合っていてドキドキする。
なんでも似合うのいいな、
手を繋いで乗せてくれた。1人で乗れるし、って言おうと思ったけどそれは心の中にしまった
ガタガタ音を立てて急な坂を昇る所までは平気だった。一旦停止して
ギィィ
変な音を立てたあといきなり急降下する。これが典型的なジェットコースターの作りなんだろうけど
周りの女子がキャーって言ってるけどそんなキャラじゃないし怖い時は声が出ない。
怖がっているのを察してくれたのか、タルタリヤが手を握ってくれた。
つづく
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!