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第1話

Prolog
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2026/02/04 07:15 更新
春。桜が満開の本丸で、刀剣男士達は制服に着替えた主・あなたの結を囲んで感嘆の声を上げた。
薬研藤四郎
薬研藤四郎
似合ってんじゃねえか大将。かわいいぜ
乱藤四郎
乱藤四郎
主さんスカートかわいい!ボクとお揃いだね!
薬研藤四郎やげんとうしろう乱藤四郎みだれとうしろうの言葉に、他の男士達もうんうんとうなずく中、篭手切江こてぎりごうが誇らしげに胸を張った。
籠手切江
籠手切江
初めてする着付けでしたが、うまくいってよかったです!
(なまえ)
あなた
ありがとう籠手切。助かったよ
あなたの結がこれから通うのは夕凪高校。普通科、洋裁科、アスリート育成科に学科が分かれている学校で、あなたの結は普通科である。
加州清光
加州清光
友達できるといいね、主
加州清光かしゅうきよみつに言われて、あなたの結の顔は無意識に下がった。
友達。信頼し合う関係。そんなものが自分に築けるだろうか?
(なまえ)
あなた
できる、かな...友達
そう呟くと、肩にポン、と手が置かれた。見上げるとにっかり青江がいつも通り笑っている。
にっかり青江
にっかり青江
そう沈んでもいいことはないよ。笑いなよ、にっかりと
(なまえ)
あなた
青江...そうだね
にっかり青江
にっかり青江
うん。笑顔は素敵だよ
青江が満足そうにうなずくと、スクールバッグを持った白山吉光はくさんよしみつがあなたの結に声をかけた。
白山吉光
白山吉光
あるじさま、そろそろお時間です
(なまえ)
あなた
うん。今行くよ
玄関でスニーカーを履いていると、くりやから燭台切光忠しょくだいきりみつただ歌仙兼定かせんかねさだがやって来た。
燭台切光忠
燭台切光忠
主、これお弁当。なんだかんだ午後まで学校あるでしょ?
(なまえ)
あなた
ありがとう。おいしく食べるね
歌仙兼定
歌仙兼定
今日は入学式だから、僕と燭台切二振りで作ったんだ
(なまえ)
あなた
そうなの?なら余計に楽しみだね
燭台切光忠
燭台切光忠
主が好きな光忠特製だし巻き玉子入れたからね
歌仙兼定
歌仙兼定
僕特製の雅なおにぎりも味わっておくれよ
(なまえ)
あなた
雅なおにぎりってなに?美味しいから食べるけどさ
歌仙の言い方にクスリと笑いながら弁当箱を白山が渡してくれたスクールバッグに入れる。
白山吉光
白山吉光
それではあるじさま、参りましょう
(なまえ)
あなた
うん。それじゃあみんな、行ってきます
刀剣男士
いってらっしゃい/ませ、主/様/さん/君
白山と一緒に本丸の門を出ようとすると、一期一振いちごひとふりが白山に声をかけた。
一期一振
一期一振
主を頼むよ、兄弟
白山吉光
白山吉光
お任せを
夕凪高校も本丸と同じように桜が舞っていた。違うのは、入学式に向かう新入生で賑わっていることだ。
白山吉光
白山吉光
それでは、わたくしはここで。
護衛任務は校外にて続行します
(なまえ)
あなた
うん。ありがとう白山
あなたの結が礼を伝えると、白山はなにか言葉を探すように視線を泳がせて、やがてなにも言わずに一礼して去っていった。
(なまえ)
あなた
(さて、集まってくる・ ・ ・ ・ ・ ・前に学校に入ろう)
あなたの結は周囲に怪しい影がいないことを確認して逃げ込むように校門をくぐった。
※刀剣乱舞の設定説明あり
西暦2205年。歴史修正主義者による過去への攻撃が始まった。
歴史を踏みにじらんとする歴史修正主義者の手先・時間遡行軍じかんそこうぐんに対抗するべく、時の政府は策を講じた。
審神者さ に わを歴史の守り手とし、彼ら・彼女らによって心を励起された名だたる刀剣から生まれた最強の付喪神つくもがみ・刀剣男士を時間遡行軍殲滅の戦力としたのだ。
あなたの結は審神者の家系に生まれ、生まれながらに歴史を守る使命を課せられている。そのため普段は西暦2205年で暮らしているが、政府の許可を得て「現世」と呼ばれる西暦2025年の学校に通っている。
(なまえ)
あなた
(...余計な気を回さなくていいのに)
今まで学校にかよってろくな目に遭ったことがない。政府の許可はあなたの結からすればありがた迷惑である。
入学式の最中、そんなことを考えていたあなたの結は自分の名前が呼ばれていることに気がつかなかった。
mob
mob
隼瀬はやせあなたの結!
mob
mob
呼ばれてるよ!隼瀬さん!
(なまえ)
あなた
あ、はい!
隣の席の女子生徒に小声で言われてあなたの結は慌てて立ち上がり、返事をして座った。
声をかけてくれた女子生徒が名前を呼ばれて立ち上がり返事をしたが、あなたの結には羞恥心で聞こえていなかった。
各クラスに分かれて教室に移動し、ホームルームを終えるとあとは学校内を自由に動いていいということになった。
当然、2205年から来ているあなたの結には友達などいないので学校内を一人で回る。
(なまえ)
あなた
(地理は把握しておけって兼さんと堀川に言われてるからなぁ)
和泉守兼定
和泉守兼定
教室とか階段の配置は覚えとけよ
堀川国広
堀川国広
いざっていうときに避難経路になりますしね!
和泉守兼定いずみのかみかねさだ堀川国広ほりかわくにひろの言いつけを思い出して、即座に帰りたい気持ちを押し殺しながら念入りに階段や出入り口の位置を確認する。
(なまえ)
あなた
(襲撃されたらここから逃げよう)
普通の女子高生ならまず考えないような物騒なことを考えながら学校を回っていると、前から来た女子生徒とぶつかった。あなたの結は鍛えているので転ばなかったが、相手の方は尻餅をついた。
(なまえ)
あなた
ご、ごめんなさい。大丈夫ですか?
助け起こそうと手を差し出すと、相手の女子生徒は真っ赤になって固まっていた。
(なまえ)
あなた
(水色のネクタイ...ってことはアスリート育成科の子か)
如月悠花
如月悠花
あ、あの...えっと...
文月天音
文月天音
悠花ゆうか~~ってなにしてんの?
如月悠花
如月悠花
あ、天音あまね...
相手が来た方向からやって来た天音と呼ばれた女子生徒は悠花と呼ばれた女子生徒に駆け寄り、あなたの結と悠花を交互に見比べる。
文月天音
文月天音
どうしたの?
如月悠花
如月悠花
こ、この人とぶつかっちゃって...
文月天音
文月天音
ご、ごめんなさい!怪我とかしてないですか!?
(なまえ)
あなた
はい。大丈夫ですよ。むしろその人の方が大丈夫ですか?
転んでいたので心配すると、悠花は天音の背中に隠れてコクリとうなずいた。
(なまえ)
あなた
それならよかったです。では私はこれで...
文月天音
文月天音
あ、ちょっと待って!
天音に引き留められて振り向くと、すかさず手を掴まれた。
文月天音
文月天音
この子のおうち、すっごく美味しい
パン屋さんなの!これから一緒に行かない?
(なまえ)
あなた
え...?
如月悠花
如月悠花
あ、あの!よければ来てほしいです。お詫びも兼ねて...
二人の誘いはありがたいものの、燭台切と歌仙が作ってくれた弁当があるので正直悩ましい。が、厚意を断るのも気が引ける。
(なまえ)
あなた
わかりました...あの、身内を待たせ
てるのでその人も一緒でいいですか?
文月天音
文月天音
だってよ。いい?悠花
如月悠花
如月悠花
うん。大丈夫
白山吉光
白山吉光
なるほど。ご学友と食事ですか
(なまえ)
あなた
うん。それで、白山にも着いてきてほしいんだけど...
白山吉光
白山吉光
しかし、私はあるじさまの護衛が任務。
食事は任務外の行為になります
(なまえ)
あなた
一人じゃ不安なの!お願い白山~~!
懇願すると、白山はしばらく考えた後コクリとうなずいた。
白山吉光
白山吉光
了解しました
ぶつかった相手は如月悠花きさらぎゆうか、声をかけてくれた方は文月天音ふみづきあまねというらしい。
(なまえ)
あなた
改めましてさっきはすみませんでした。隼瀬あなたの結です
如月悠花
如月悠花
だだ、大丈夫ですよ。私も前方不注意だったので
文月天音
文月天音
そうそう。お互い次から気を付ければいいんだよ
二人の鷹揚な心持ちに感謝したところで、白山と合流した。
白山吉光
白山吉光
ある...あなたの結さん。お待ちしておりました
あるじさまと呼びかけて訂正した白山には、事前の言い含めがよく効いている。
(なまえ)
あなた
この子は白山吉光。私の親戚です
白山吉光
白山吉光
お初にお目にかかります。白山吉光と申します
如月悠花
如月悠花
はじめまして。如月悠花です
文月天音
文月天音
文月天音です。はじめまして
文月天音
文月天音
それじゃあ行こっか。こっちだよ
天音の先導で悠花の家があるという商店街に向かうと、あなたの結は見知った顔を見つけた。
白黒のツートンカラーの頭。黒と黄色のオッドアイ。最後に会ったときより顔立ちは大人びているが、間違いない。
(なまえ)
あなた
桜君?
風鈴高校の制服姿で振り返ったその相手は、あなたの結を見つけて目を見開いた。
桜遥
桜遥
あなたの結!お前もこの街に来てたのか
小学二年生の時、あなたの結の審神者就任が決まって転校して以来の幼馴染みだった。
桜が駆け寄ってきて照れたような表情で言葉を探していると、風鈴の制服を着た男子生徒が二人駆けてきた。
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
桜君の知り合い?オレは蘇枋隼飛。よろしくね
楡井秋彦
楡井秋彦
この辺じゃ見ない顔っすね...あ、
オレは風鈴高校多聞衆一年の楡井秋彦っす!
(なまえ)
あなた
夕凪高校普通科一年の隼瀬あなたの結です。はじめまして
警戒してつるぎを抜きかけた白山が武器を納める。敵ではないと判断したようだ。
桜遥
桜遥
...って、なんでお前らがオレより先に話してんだよ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
えー?だって桜君固まってたじゃない
楡井秋彦
楡井秋彦
そうですよ。気まずい沈黙は嫌です
桜遥
桜遥
うぐっ...ってか、お前夕凪に入ったんだな
二人に図星を突かれた桜が話題を戻す。さすがに蘇枋と楡井もこれ以上追撃する気はないようだ。
(なまえ)
あなた
うん。桜君は風鈴?
桜遥
桜遥
おう。オレはここでてっぺん獲るんだよ
(なまえ)
あなた
てっぺん?
首をかしげると、背後の二人も同じように不思議そうな顔をした。
隼瀬あなたの結。読み方はデフォのままだったら「ゆう」
15歳。審神者最年少。
身長は164cm。体重は((言わなくていいよby清光
詳細:桜の幼馴染み。幼い頃に両親と兄二人を亡くしている。詳しい理由は本編で。
 家族のことは父親しか覚えておらず、ずっと刀剣男士に育てられてきた。とある理由から時間遡行軍に狙われている。自衛として薙刀・槍・短刀・脇差・打刀うちがたな・太刀・大太刀の扱いを男士達に仕込まれており、大抵の武術は扱える。
好きな食べ物:燭台切光忠が作ったご飯全般。一番好きなのは光忠特製だし巻き玉子。
嫌いな食べ物:特にないが、過去の出来事が原因でクリームシチューが食べられない。
得意科目:全部できるけど、一番得意なのはやっぱり歴史
苦手科目:なし
フィギュアスケート以下、スポーツにはあまり興味がない。
花筏さんとのコラボです!今度こそ楽しいコラボにするぞ!ミリタリーはあまり出てきません!

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