第18話

自分に素直でいる事
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2026/01/28 08:47 更新
萌香
っ、




















私は…やっぱりレトルトくんが……




























































好き





















こんなにもずっと好きで、一途でいた。




















ずっとレトルトくんのそばに居たのは




















いちばん一緒にいたのは私なのに




















なんで




























なんで私を選んでくれなかったんだろう



















ふと、そう辛くなった時だった。誰かが近ずいて来るような音がしてはっと顔をあげる。
するとそこにはあなたの下の名前ちゃんがいた
あなた
大丈夫?
萌香
……っ、
優しい暖かい声だった。
こんな人だから、レトルトくんはあなたの下の名前ちゃんを選んだんだ。
よりによって私がずっと見てきたあなたの下の名前ちゃんのことを好きになっていたなんて。



お互い好みは似てるのにな
悔しいけどあなたの下の名前ちゃんには嫉妬ができない。だってもともと私があなたの下の名前ちゃんの大大ファンだったし
萌香
……
萌香
お腹は……大丈夫!
あなた
へへっ、お腹大丈夫だよ!たいして痛くないし!こう見えて私我慢強いんだよー!
















……あなたの下の名前ちゃんは嘘をついている。






















私に気を遣わせないように、嘘をついている。


























私、知ってるよ。









さっき私がレトルトくんに引っ張られて走ってる時、心配そうな顔をして、こっそり着いてきてたこと。























その時にぎゅっとお腹を握ってたこと。

















あなた
……
萌香ちゃんの気持ちに、前まで気づかなかったけど、レトさんのことが好きなのかもしれない
















今までの行動を振り返ってもなんとなく、そういう感じもするし。


なんで今まで気づいてあげられなかったんだろう






















レトさんとの会話少し聞いちゃったけど、泣いてたよね…























レトさんが萌香ちゃんのことを大切に思っているのは分かる。でもそれを今伝えたところで良いという訳では無いかもしれない。























だって、萌香ちゃんはきっと恋愛として好き、だから。

















だって私は聞いてしまったんだ…。レトさんが私のことを可愛いと言っていたことを。






















そしてそれを聞いた時、密かに唇を軽く噛んで瞳を揺らした萌香ちゃんの顔を見ちゃったから……。
























今までレトさんの恋を応援してたのも、きっとレトさんのことを大切に思ってたのもあるし、私のこともきっと認めてくれてたんだよね































私の自意識過剰なだけだといいが、萌香ちゃんを私が傷づつけている可能性は少なくない…。それがどうしても嫌だった。
萌香
……あなたの下の名前ちゃん、
あなた
うん、
萌香
ごめんね
あなた
萌香ちゃんが謝ることは無いよ
萌香
ありがと。私ね、
あなた
うん
萌香
…やっぱりレトルトくんが好きみたいなんだ




















萌香は疲れ切ったような、切ない笑顔を浮かべ、涙を流た。




















やっぱりそうだったんだ…





















萌香
今、レトルトくんいないよね…
あなた
…いないよ
萌香
あのね、本人には悪いけど、話したいことがあるの
萌香
あなたの下の名前ちゃんに
あなた
うん。なんでも聞くよ
萌香
私、レトルトくんが昔から好きなの。でもね、同じぐらい、昔からあなたの下の名前ちゃんのことも大好きで…憧れ女子…的な!
萌香
あなたの下の名前ちゃんは、見た目も私の憧れで、仕草も笑顔も、優しさも、全部お手本にしてた
あなた
うん、
萌香
でも、そんな憧れで大好きだったあなたの下の名前ちゃんを、レトルトくんも好きになってたの
あなた
……っ、!
萌香
私には、女なんて興味なんて無い!って顔に貼り付けてるような顔してたのに、あなたの下の名前ちゃんといる時は私の知らない彼だらけで…
萌香
……なんか胸がぎゅって痛むような感覚を覚えたの
あなた
そうだったんだね…
萌香
もちろんどっちも好きだけどね!!
萌香
……でも正直自分の気持ちが分からなくなってきちゃった
力なく笑う萌香の瞳が大きく揺れていた。
少し沈黙の続いたまま、私がなんて言葉をかけていいか分からなくなった時。




トントンと、私の肩を誰かが叩いた。




びっくりして振り返る。するとキヨがいた。
キヨ
あなたの下の名前
あなた
……!(タイミング悪い…)
萌香
萌香
キヨくん…
キヨ
あっ、すみません、!少しあなたの下の名前借りてもいいですか
萌香
うん、大丈夫!
萌香
もう用は済んだから気にしないで!
あなた
……萌香…っ
キヨ
じゃ、いこーぜ
あなた
う、うん……
大丈夫かな……。
キヨ
なぁ
あなた
……
キヨ
おーい
あなた
………
キヨ
あなたの下の名前!
あなた
うわぁっ!はい!!
キヨ
お前、何考え事してんだよ
あなた
……レトさん…
キヨ
れ、レトさん?
あなた
あ!いや、なんでもないの!大丈夫だから!
キヨ
お前w
嘘隠すのへったくそだなぁ〜w
あなた
うるさいわほんとに
あなた
で、私に何か用事?
キヨ
まぁね
キヨ
……うっしーが結構前、事故?であなたの下の名前に告ったじゃん?
あなた
そ、そうだね……
キヨ
……。
キヨ
あれ、今もし面と向かって告ってきたらおっけーすんの?
あなた
……分からない。でも私もうっしーのことは結構すきだよ
キヨ
まーた前と同じ反応
キヨ
じゃあ俺が告ったら?
あなた
ふざけて言ったのかと思い顔をあげると、キヨは真っ直ぐな視線で私をじっと見つめていた。
あなた
キヨ…も、分からない…。
キヨ
だよなー!!
キヨは笑い飛ばすようにはははと笑う。
キヨ
でもそういうとこも好きなんだよなぁ
あなた
えっ
あなた
からかってる?
キヨ
いや、?
あなた
びっくりしたよ……急にやめてよ
キヨ
顔赤い!!
あなた
うるさいうるさい
あなた
教室戻りましょーね
キヨ
笑笑笑
キヨ
ってまて、お前その上着レトさんの…
あなた
……そうなんだ。でも少し今複雑な気持ち
俺が気づくのが遅かったが、レトさんがお気に入りだと言って俺に見せつけてきた上着だ。
優しくて、何故かどこか悲しげな目で、羽織った上着を見つめるあなたの下の名前を見て、少しチクッと胸がいたんだ。
レトさん…と、付き合ってんのかな




俺と話す前も、レトさんって呟いてたし







そんなに好きなんかな
キヨ
……
あなた
どうかした?浮かない顔しちゃって
キヨ
……いや、別に
俺は感情を押し殺していつもへらへらしていることしか出来ない。
うっしーもこれみたらきっと悲しむんだろうなw
でもあなたの下の名前の心配してくれる優しさからまたどきりと胸がなる。



















そして、俺を心配しときながらも、レトさんの上着をまた見つめて下を向くあなたの下の名前。
























レトさんとのことだろう。付き合ってたとしたならそれは恋人同士の問題の悩みだろうな。





















俺の知らないところであなたの下の名前と男が2人きり…。まぁあなたの下の名前が幸せなら良い





















なんて綺麗事は、口から出てしまうけど、そんなに俺は良い奴なんかじゃないし、もう死にたくなるぐらい嫉妬と悲しみにつつまれるんだろうな。






















レトさんはまぁ良い奴(?)だから、心配することはねぇけど。





















聞きたくないけど、あなたの下の名前が悲しい思いしてるなら、少しでも気持ちを軽くしてやりたい
キヨ
…レトさんと何かあったの?
あなた
……え
キヨ
お前顔に出すぎ笑
あなた
そんな出てたかな…!
あなた
でもレトさん本人…と言うよりか……
あなた
あーー!!!もうどうしたらいいんだぁ
キヨ
笑笑笑笑
キヨ
あなたの下の名前がっ…w
あなたの下の名前が壊れたっw
あなた
私、今まで気付かずに友達を傷つけちゃってたよ
キヨ
レトさん?
あなた
……ちがう
キヨ
付き合ってんの…?
あなた
そんなことない
キヨ
…!!
あなた
私の大切な女の子友達だよ…!!!
あなたの下の名前は辛いだろうに、これを聞いて安心する俺は最低な男だ。
キヨ
今日の帰り……空いてる?
あなた
え、うん、まぁ
キヨ
そん時色々聞くよ
あなた
……でもあんまり話しちゃダメかも
キヨ
そうか
キヨ
……よし!!
あなた
わ、
キヨ
TOP4+あなたの下の名前で、俺の奢り飯パーティーだ!!
あなた
え、!やった…ぁ…って!レトさんいるよね……?!
あなた
なんか……出来れば会えないようにしたい
キヨ
……わかった。じゃあ俺とうっしーとガッチさんね
あなた
了解
あなた
ありがとう
キヨ
おう!
キヨ
あ、シャーペン貸して
あなた
あw忘れたんだったねw
あなた
いいよ
キヨ
まぁ飯はこの貸しの返しということな!
キヨ
気にすんなよ?!?!
あなた
……ありがと
to be continued

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