今、私達はイースター休暇真っ最中。
今年は、ホグワーツではなく隠れ穴で過ごす休暇。
そして、4月1日の今日は…いつもと違う特別な日。
小声で話す私の言葉に、みんなが深く頷く。
ジニーのその言葉が聞こえたと同時に、私達は慌ててそれぞれの位置に着く。
私は、椅子に座って本を開き、ハーマイオニーとジニーはその隣のソファーに座って話し始め、ハリーとロンはマフィンを頬張りながらテーブルの近くへと移動した。
全員が所定の位置に着いたと同時に、赤毛を揺らした双子が私達の元に顔を覗かせた。
不思議そうな表情の2人に、私は本を読みながら淡々とそう答える。ロンは口を滑らせないようにか、私の言葉に黙って何度か頷いた。
淡々とした至って普通の会話。
だが、私達の前に立つフレッドとジョージは何やら不思議そうに眉を顰め、顔を見合せていた。
今頃2人は、きっと何故自分達の誕生日が祝われないのか疑問に思っている事だろう。
毎年なら、私がいの一番に彼らに駆け寄り「誕生日おめでとう!」とお祝いをする。だが、今年は毎回仕掛けられる悪戯の仕返しを実行する事にした…
その名も『誕生日、忘れられたらドッキリ』だ。
在り来りだが、毎年盛大に祝われてる2人には丁度いい。
流石、悪戯大好きな双子…勘は鋭いようだ。
だけど怪しまれても尚、私は知らない振りを続けた。
私からの返答に、フレッドとジョージは再び顔を見合せた。『まさか本気で忘れてるのか?』と今にも心の声が聞こえてきそうな2人の表情に私は必死に笑いを堪える。
2人は完全に嘘だとわかっているようだが、壮大な嘘ほどバレやすい。だから、ここまでは想定内だ。
私は決して動揺の色は見せず、むしろ心底呆れた表情を2人に向け、小さく溜息をもらした。
私のため息に、フレッドとジョージの眉がぴくりと動き
彼らの表情は、さっきまでの状況を茶化したような笑顔から、徐々に不安げな表情へと変わり始めた。
何かに焦ったのか、2人は不安げな表情のまま、椅子に座る私と目線を合わせるように目の前にしゃがみ込んだ。
私はそう言って本を閉じると、目の前でしゃがみ込む2人の間を通るようにして、部屋に続く階段を上った。
私を見つめる少しばかり寂しげな2人の表情に胸は傷んだが、今ネタばらしをする訳にもいかず、私はパーティーの準備をするべく足早に部屋へと向かった。
その後も、私達は2人と話す事はあれど誕生日には決して触れなかった。しかも、お出掛けから帰ってきたモリーさんやアーサーさんも私達に協力してくれた。
その甲斐あってか、夜になる頃にはフレッドとジョージは完全に誕生日を忘れられたと思い込み、若干不貞腐れ始めていた。
交代しながら1日掛けて飾り付けた部屋は、今までで1番と言っていいほど豪華な装飾が施され、テーブルには2人の好きなお菓子も山積みになっていた。
私がそう言うと共に、部屋の外から慌ただしい足音が聞こえ始め、その数秒後には部屋の扉が勢いよく開かれた
パンッ…!!!!
2人が部屋に飛び込んで来ると同時に、部屋にはクラッカーの破裂音と大量のキラキラとした紙吹雪が舞った。
その紙吹雪を前に、フレッドとジョージは珍しく
『状況が掴めない』とでも言うような間の抜けた表情を浮かべていた。
私たちの明るい声が部屋に響く。
私がそう言うと、2人は何処かほっとしたのか
「やられたな」と呟きながら力の抜けた笑顔を見せた。
それから私達は、今日騙し続けた謝罪も込めて
フレッドとジョージの誕生日を盛大にお祝いした。
パーティーは、今まで以上に盛り上がり
騒ぎ疲れたせいか、主役の2人が誰よりも早く部屋のソファーで寝付いてしまった。
私はそう言って、悪戯と準備に付き合ってもらったハリー達には、先に部屋に戻ってもらう事にした。
ベッドから取ったブランケットを片手に、私は2人の寝顔を見ながらそんな事を呟く。そして、2人にブランケットをかけようとしたその時…
私の体は、一気に下へと引き寄せられ…
気が付けば、寝ていたはずの2人に抱きしめられていた。
ニヤリと悪戯な笑顔を浮かべ、2人がそんな事を口にする
この後、どんな事が起きたのかは…
皆様のご想像にお任せしましょう。
✄-------------------‐✄
これは去年の双子の誕生日の時に考えたお話で
内容が乱雑すぎて、ボツにしたものです😌
こんな感じに考えたお話を投稿できるのはいいですね!
この小説は、長さも自由、内容も自由な
作者の自己満足中心のお話が多くなってしまいますが、どうか暖かい目でご覧下さい🍀*゜
読者の皆様も一緒に
ゆる〜い作品を楽しんで頂けたら幸いです!⋆⸜❤︎⸝⋆
ということで、記念すべき1作目は
フレッドとジョージのお話でした🎉✨
- ̗̀ 🥂𝙃𝙖𝙥𝙥𝙮 𝘽𝙞𝙧𝙩𝙝𝙙𝙖𝙮 🎂 ̖́-
Fred Weasley
&
George Weasley


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!