第10話

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2024/05/20 07:21
ウガンとジョングクは本格的な恋愛を始めた。

ジョングクは、ウガンに会える時間がいくらも残っ

ていないと思い、

「待って、見守ることはもうしない。時間がもった

いない」

と積極的に出た。

しかし、ウガンは誰にも自分の気持ちを正直に明か

せなかった。

ウガンは叔母のスジャが遺影を抱えて泣いているの

を見ても何も見ていないふりをし、思っていること

を言ってみろとジョングクに言われても、愛してい

るという言葉が彼を消してしまうのではないかと思

って告白できなかった。

ウガンは周辺を整理するようにバケットリストを一

つずつ消していき始めた。

少女の神のところへ行き、

「私はいつも神を恨んできた。だけど恨んできた存

在はあまりに小さくて軟弱なのね」

とあいさつした。

少女の神は

「あなたを助けることができるのは、いつでも自分

だけだ。愛しなさい。思い切り愛して生きなさい。

その子はどうせあなたのために生まれてきたんだか

ら」

とジョングクに対する愛情と生への気持ちを

応援した。

その後、ウガンは愛するすべての人のために別れを

選択した。

ウガンはしがみつくジョングクに

「あなたを愛してしまった。ごめん、愛しちゃっ

て」

と言って去ったが、どんな瞬間にも愛する人との思

い出がよみがえってきて寂しさでいっぱいになっ

た。

ジョングクはウガンのところへ行き、

「心の中にある言葉を全然言っていない。言ってみ

ろ、全部僕に。ウガン、言ってくれ」

と言うと、ウガンは

「生きたい。愛する人たちと一緒に本当にすごく生

きていたい」

と号泣した。

ジョングクも

「僕もだ。生きていたい。だから君と一緒に死んで

しまいたい」

と目に涙をにじませた。

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