自分の髪の毛先をくるくるさせてソファに頰杖をつく兄
見ていたテレビを一時停止して、兄を見上げる。
絶対に来て欲しいというような目。
理由はなんとなく勘づいてる。
ニヤリと笑った顔で自分の髪を撫で下ろす。
兄は仕事柄、女性と鉢合わせることが多いそう。
手を握られると、そのまま引き寄せられる。
~ ~ ~
ハンガーを持って首を傾ける。
その兄はなんだか女性の服屋に溶け込んでる。
目の前でゆらゆらと振られる服。
正直、こんな可愛らしいワンピース着こなせる訳ない。
すると、急に自分の体に近づけ、服をあててきた。
近くで整頓している店員さんが咳をする。
兄弟とはいえ、男女でここに居るのはなんだか落ち着かない。
そういって財布から差し出されたお金。
衝撃すぎて頭がショートしそうになる。
~ ~ ~
買った直後、電話のコールが鳴る。
〜📞〜















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。