第23話

リオ「Call Me Maybe」リクエスト
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2026/05/05 08:35 更新





この曲であってますか...?
この曲しか知らなくて...
あと、今日仕事ばたばたしてて文章おかしいとこあるかもです🙏





夜のキャンパスにもう人はほとんどいなくて静かで、
ベンチに座ってスマホを見つめる

課題もあるし、明日も朝早いのに、
少しでも手が空くと、浮かぶのは同じ名前

付き合ってるのに、慣れる気配はなくて
むしろ付き合う前よりずっと落ち着かない

小さく息を吐いて、メッセージを打つ

『今、どこいる?』

送った直後に後悔しかけて、でもすぐに既読がつく

『キャンパス内にいるよ』






「いた」

顔を上げるとリオが立ってる

「ほんとに来るんだ」

「学内いたし」

そういって隣に座る

距離が近くて意識する前に、
手が触れてそのまま絡められる

外の空気で冷えた指がじんわりあたたかくなった


「最近さ」

少しだけ視線を落とす

「空いた時間あると、リオのことばっかり考えてる」


自分で言っておいて、ちょっと恥ずかしい

でも、リオはただ「うん」って頷くだけで

ふと目が合う

街灯の光が、オレンジににじむ
昼より弱いはずなのに、変にあったかい

距離も、そのまま縮まっていく

どっちからでもなく


触れるか触れないかのところで止まって
そのまま、ほんの一瞬だけ重なって、すぐ離れる


「……ねえ今度さ、リオも」

息が近いまま、
少しだけ間を置いて、

「リオも呼んでくれる?」

すぐには返ってこない


さっきよりも近づいて

「呼ぶよ」

低くて、やわらかいリオの声

「たぶん、あなたが思ってるより」

小さく笑って、

「ちゃんとね」

そのまま、指がまた触れる

さっきより自然に

離れる理由がないみたいに






__次の日

珍しく、アラームをかけない朝だった

何もない一日
課題もとりあえず今日は見ないことにした

カーテンの隙間から入る光で目が覚めて、
ぼんやりしたままスマホを手に取る

通知がひとつ
送り主は、リオ

それだけで、少し目が覚める


『あなた起きてる?』


短い一言に、まだ少し眠い頭で返信を打つ

『起きてるよ』

すぐに既読がついて、


『じゃあ準備してて』

「え」


思わず声が出る
続けて届いたメッセージ

『11時に迎え行く』

その一行だけで、一気に目が覚める



――“リオも呼んでくれる?”

夜、自分で言った言葉がよぎる


「……ほんとに呼んできた」


小さく笑って、ベッドから起き上がる

なんでもない休みのはずなのに、
急に特別みたいになる感じ

ちょっとだけ楽しくて
急いで支度をして、時間を何回も確認する


まだ少し余裕あるのに、落ち着かない
外から聞こえた足音に、つい反応してしまう



「おはよ」

ドアを開けるとリオが立ってる


「ほんとに来た」

「行くって言ったし」


当たり前みたいな顔
それがなんか悔しい


「どこ行くの?」

「決めてない」

「またそれ?」

「今日はデートだからいいでしょ」


さらっと言われて言葉に詰まる


「……そういうの急に言うのやめて」

「俺たち付き合ってるじゃん」

「そうだけど」


慣れないままなのは、たぶんこっちだけ

昼の街は明るくて、人も多くて

昨日の夜とは全然違うのに、
隣にいる感じはちゃんと同じで

少しだけ安心する

気づけば自然に手が触れて

そのまま当たり前みたいにつながれる

振り払う理由もなくて、
ただそのまま歩く

「ねえ」

歩きながらふと思い出す


「ちゃんと呼んでくれたね」

「なにが」

「昨日のやつ」


少しだけ横を見ると、


「言ったじゃん」
「呼ぶよって」


やわらかい声


「……ありがと」

小さく言うと、

「どういたしまして」

って私の好きな笑い方で笑う



「ねえ、リオ」

「ん?」

「次はさ」


少しだけ笑って、


「私から呼ぶかも」

「いいよ」


すぐに返ってくる


「何回でも」


なんでもない休みの日が、
ちょっとだけ特別になる

理由はたぶんすごく単純で

呼ばれたから会っただけ

それだけで幸せになれる


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