Side鴇崎
あまりにも腰が激痛なので湿布を貼ってもらってる。
なんて夢がない朝なんだ。
バ〇テリンのありがたみを知った。
何とか立ち上がれば、心配そうに腰をさすってくれる。
これに関しちゃ俺も悪いところがある。
無意識に煽っちゃったもん。
この痛みは幸せな痛みですよ。
朝ごはんを食べながらいきなりぶっこんできた。
パン噴き出すんでやめてもろて。
…小っ恥ずかしいんだよなこういう話。
あれは正直思い出したくない。
でも守り切ったんでね。小川さんにちゃんと捧げましたからね。
あはは~と笑っておく。
笑い話にしかならん。
これクルゼイロの人にも言ったらウケてたな。
何とも言えない顔で小川さんが呟く。
どう答えたらいいかわからんよね。
日本人男性が海外で人気って本当なんだって思ったよ。
こっちきて~って腕引かれたら個室だもんな。
あ~怖い怖い。
少しの間トラウマで金髪女性が苦手だった。
そうだった。
今日は小川さんと一緒に色んなとこ行くんだった。
小川さんは俺の腰を心配してくれてるけど、こんな痛みは吹っ飛ぶぐらいに楽しみ。
Side小川
やった~と嬉しそうにしているあなた。
少しの間しか一緒にいられないから、できることはしたいんだろう。
子犬。あまりにも子犬。
なんだこいつ。
お花が舞っていやがる。
一通り行きたいところへ行って、一旦ベンチに座った。
疲れたのは俺もだけど、何より楽しかった。
あなたなんでも似合うから服選ぶの苦労すんだよな。
まぁ可愛いからいいんだけどさ。
戻ってくれば、あなたが誰かと話していた。
「もうとっくのとうに21だよ!そっちは誕生日忘れてんでもうボケ来てるしょや!」
「ハァ!?なんま理解できねぇべ」
呆れたように髪をかき上げた時に、目が合った。
あなたと似たような雰囲気の女の子だ。
作者です
祝!R18判定削除と言いたいところですが、もう一週間近く前のことですね…
間違えて非公開にしたやつを勢い余って削除してどうにか思い出しながら書いてたらインフルにかかって今に至ります。マジで何食っても味がしない。ヨーグルトぐらいしか味を感じられない。
そんなこんなでR18はもっと先になりそうです。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。