電車が自宅の最寄り駅に着くまで
瞼の重さに耐えきれず眠ってしまい
ふと聞き慣れた駅の到着のアナウンスで
目を覚まして慌ててホームに降りた
春の手前の少しだけ強い夜風が
髪をさらって頬を撫でていく
あと1カ月もしないうちに暖かくなって
桜が咲くのかな
今年はジョングクとお花見出来るよね
なんて寝ている時間以外は本当ジョングクで
頭がいっぱいなんだよね……
仕事はきちんとしているつもりだけど
本当に私ってジョングクで構成された人間だ
何をしててもジョングクを想っている
ジョングクが隣りにいない時に見た景色
食べ物やカフェ、映画や雑貨
全てを彼に話したいと直ぐに思うし
次は一緒に共有したいとか、とにかく
生活のすべてが"ジョングク”なのだ
ジョングクはこんな風に
私と同じ熱量を持ってくれてるか?
いや、好きは分かるけどここまででは無いだろう……
そんな事をモヤモヤと考えては
家までの道を歩く
重いバッグの何処かで振動してる、、、
スマホだ!!
暗い道
詰め込み過ぎたバッグに適当にしまい込んだスマホ
わちゃわちゃしている私の前から
クスッと笑う声
見慣れたグレーのセットアップの部屋着
バカとか言ってるけど優しい顔
あ、食べ忘れたけど
いまさら食べてないと言えば心配されたり
こんな時間まで食べてない事で変な憶測を生みたくない
近寄って来たジョングクが
ひょいっと私のバッグを肩から抜き取った
そこでバッグを私が再び持たない様
さりげなく遠ざけたジョングク
空いてる片方の手をどちらともなく繋ぎ
しっかりと指を絡める
幸せ。
未だに顔を見ても手を繋ぐ度に
ドキドキするし幸せを感じる
ねぇ、ジョングクは?
私の顔見てさ、ちゃんとドキドキする?
手を繋いで幸せで堪らないって、なる?
ジョングクの横顔を見つめていた私に
まさかの発言!
見てろ!?
ジョングク
見つめてたら私に思わずキスを落としたくなる
そんな妖艶さがある女になるんだから!
そうそう
その夜はね、、、、、、、
ぐーーーーっの爆音が
何回目かもう分からないㅠㅠ
色気
妖艶さ
彼を虜にして放さない女
それまでの道のりは長いのか?















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!