前の話
一覧へ
次の話

第1話

1
836
2024/11/24 12:27 更新


Hyunjin side












Hyunjin
Hyunjin
🎶〜








今ここは、ニューヨーク。




俺たちは2日後の公演のために、今日到着して、

今はチャニヒョンと2人で観光中。














Bangchan
Bangchan
んー、やっぱニューヨークの
コーヒーはおいしいね


Hyunjin
Hyunjin
変わるの?味


Bangchan
Bangchan
変わるでしょ〜
ニューヨークはやっぱりいいね


Hyunjin
Hyunjin
、、俺はあんまり好きじゃない


Bangchan
Bangchan
、、それはなんで?


Hyunjin
Hyunjin
だって、みんな忙しそう
Hyunjin
Hyunjin
余裕がなくて、、なんか、
しんどくないのかなって






俺はそう言って、遠い目で忙しそうな人々を見た。




みんな忙しそう。

この後の仕事のことしか見えてない。













顔を少しあげれば綺麗な世界が見えるのに。




















そんな俺の感性をしっかり受け止めてくれる

チャニヒョンは考え込んだように言った





Bangchan
Bangchan
そっかぁ、、、
Bangchan
Bangchan
そこまでは考えたこと
なかったな


Bangchan
Bangchan
僕は好きだな、ニューヨーク
Bangchan
Bangchan
みんな、自分のするべきことを
必死にやってるから、かっこいい





Hyunjin
Hyunjin
、、、、


















俺は、せかせかと忙しそうな人々を見た。


みんな、忙しそう。













俺は、嫌だな






























と、その時だった。















この世の摂理で、その場所に異質なものがいると、

浮いて見えるもので。





その異質なものは、嫌われることが多い。


















このニューヨークの街でも。





みんな忙しそうにしている暗いダークの中に、

鮮やかな異色が見えた。


















それは女性だった。




髪をくくっていて、手にはパソコン、

青いシャツを着ている彼女は、見るからに

キャリアウーマンだった。














ニューヨークに似合う、大人の女性。


かっこいい、その尊敬を含めた言葉が似合う。

















でも彼女が周りに混ざってしまわないのは、


彼女が。



















顔をあげて、街中を眺めて、少し微笑んでいた。


その優しい目は、何かを捉えて、柔らかく、

幸せを噛み締めていて。
















Hyunjin
Hyunjin
____















俺は言葉を失って、彼女に釘付けだった。






この慌ただしい街中で、彼女だけが精神の余裕を

持って、優雅な時間を過ごしているのに、俺は

気づいてしまったから。




















なんだ、あれ


おかしい、あんな、だって、みんなもっと、

すごい、ずるい、俺だって、___













なんだろう、この感情


































彼女が俺の横をちょうど、すれ違うとした時、


俺は何かの感情に包まれた。















Hyunjin
Hyunjin
っ、___
















“だめだ、彼女のことを逃しては。”



このまますれ違えば、もう2度と出会わないであろう

多分、ニューヨークの人。




でも俺は、彼女と、このまま2度と会えないのは、

絶対にだめだと思った。






























でも知らない人にどうやって?




“あなたのことを逃したくないです”

とでも言い止めればいいの?














俺がそう悩んでいるうちに、俺のことなど視界に

入っていなさそうな彼女は、そのまま、俺の横を

すれ違った。




















ふわっと、いい香りがした。

















Hyunjin
Hyunjin
っ、
Hyunjin
Hyunjin
あのっ、!!!


















瞬発力だった。


俺は、気づけば、彼女の肩を掴んで、振り向かせて

声をかけていた。






















(なまえ)
あなた
っ、!


















と、その時、バシャっと音がして、



俺はハッとすると、目の前の彼女に似合っていた

青いシャツが、茶色くコーヒーで染まっていた。







プリ小説オーディオドラマ