11月24日 ラジオを聴いていた。
なんでだ。なぜなんだ。こんなにこんなに耐えて来たのに。嫌だ。もっと人間の友達が作りたい。人間に謝りたい。
パピルスに抱えられてきたのは処刑場。嫌な予感がする。
止めようとしたが他のモンスターに止められて身動きが取れない。パピルスはショックで固まっている。
嫌だ。言わないで。やめて。殺さないで。
そう言った瞬間にはもう首から上は無かった。ごとり、と無慈悲な音が鳴る。
ガスターだった物はサラサラと風に流されている。嫌だ。認めない。
この辺りは記憶がない。あの後から王様には会っていない。ただ船に乗って、イビト島について…
パピルスの言っていた花畑に向かう。黄色い花でも咲いているのだろうか。
もうサンズの名前は捨てた。私はこれからミラクルだ。
言われた通りついて行く。きっと庭にでも案内されるのだろう。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!