リクエストありがとうございますm(*_ _)m
ハンビンmine
ピーンポーン
ドアを開けるとそこに立っているのは
幼なじみであり、好きな人のジャンハオ
僕たちは小さい頃からずっと一緒で
朝もこうして一緒に登校している
初めはただ一緒にいて楽しい幼なじみだった
けど年月が経つにつれて、その思いはだんだんと
「好き」という思いに変わっていた
そうして授業が始まる
つまんないな〜
ふと、ななめを見てみると
ハオが机に突っ伏して寝ている
ㅎㅎ
授業が終わったら話しに行こ!
そんなことを考えながら僕はノートに落書きをした
“ ハオが好き ”
ハオは顔もかっこよくて頭もいいからすごくモテる
はやくこの思い伝えないと誰かにとられちゃうな…
それは分かってるけどハオは僕のこと幼なじみとしか
思ってないだろうし…
伝えたくても伝えられないその言葉は
ノートに書くことしかできなかった
キーンコーンカーンコーン
そしてハオの方へ行こうとするとあっちから僕の方に
来てくれる
そんなこんなで少し話していると
次の授業を知らせる予鈴が鳴る
そして次の授業が始まった
ハオは急いで僕のノートを写してるㅎㅎ
……って待って!?
僕は人生最大のミスに気づいてしまった
たしかあのノートには
“ ハオが好き ” って書いた気が……
それからは何にも集中できずにいた
気づくと授業が終わっていたらしく、
ハオがこっちに来る
どうしよう……
気持ち悪いとか思われる?
…あれ? いつも通りだ
よかった…ハオには見られなかったのかな?
心の底から安心する
あんなの見られたら僕の人生終わりだ……
そして下校の時間
やばい…もしかしてやっぱり見られてた?
なんだ…褒め言葉か……
よかったー
今度こそ……?
あのことについて言われる?
よかった……
やっぱりあれは見られてないみたい
また寝ちゃったら貸してほしいって言われたし、
あれは消しておかないと!
そう思ってノートを開いた
見てみると
“ ハオが好き ” のハオの部分が斜線で消され、
“ ハンビナが好き ” という文章に変えられている
もし、これが本当なら僕たちは両思いということだ
明日ハオに告白しよう……
そう心に決めた
next ♡×30
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!