Hanbin side )
さっきまで味付けが
どれをどのくらい入れるのか訳わかんなくなっちゃったみたいで、ぐずくずしてたひょん。
「僕がやる」って言うから頼んだんだけど
結局は半泣き状態で俺と交代した。
それでも美味しいものを食べて
機嫌がなおったみたいだからよしとしよう。
「ラーメンしか作れないんだもん」と
可愛らしく下唇を突き出しながらひょんはそう呟いた。
うん、わかるよ
ラーメン簡単だもんね。楽だもんね。
でもそれ相当体に悪いよ、ひょん。
うわぁ...あざと。かわいい。
そんな顔でそんなこと言われたら
断ることなんてできないし
そもそも毎日買い食いは
ちょっとやばいなって思うし。
別にどうしてもやってほしいわけではないけど、
ただただ反応が見たくてひょんをがっちりホールドする。
しばらく脇腹のあたりをくすぐり続けてたら
本当に弱いのか涙目になってて
その反応もまた可愛かった。
真面目に言ってくるもんだから
幽霊とか怖いの苦手なんだなと思う。
こうやってひょんを知れば知るほど
興味が湧いて
俺は
初恋をしたみたいに心が弾んだ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!