狂、愛 … ?
昔からって … 、まさか …
3、度目 … ?
確か、えとさんとヒロくんは幼馴染だ。
3度目って事は … 、
結構前から … 、えとさんは苦しんでた、のか … ?
えとさんは、それだけヒロくんと友達でいたかったって事か … ?
どこまでお人好しなんだ … ッ
俺だったら、1度酷い事をされた人なんかと一緒にいたくもないだろう。
それは、俺も気になる … 。
まじ、か 、。
そんなに長く、苦しんで来たのか。ヒロくんは … ッ
きっとヒロくんは、今までに何度も1人で、泣いてきたんだろうな。
泣いて泣いて泣いて、可笑しくなる程。
“ ぎゅっ ”
俺は、ヒロくんの事を知ろうともしなかったんだ。
狂愛の事も知らないで、ヒロくんに怒鳴ったりして … 。
ヒロくんが謝る事なんて、1つもないのに … 。
いつもいつも俺は、迷惑かけてるなぁ … w
腕を解いて、そう言ったヒロくん。
一件落着 … 、
あとは … 。
俺は眠ったままのえとさんの手を、優しく握る。
強く握ったら、壊れてしまいそうに思えた。
前手を繋いだ時よりも、心做しか体温が低い気がするのは、意識を失っているからだろうか。
無事に目を覚まして、俺の大好きな声を …
今は、そう願うしか出来なかった。
_____________________













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。