第10話

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19
2026/01/24 12:14 更新






夜風が少しだけ冷たさを増し、屋上の静寂が二人の間に横たわる


拒絶するように一歩下がった泉だったが、


その瞳はあなたの下の名前の姿を追いかけたまま離そうとしない


信じることが怖いと言いながら、


彼は誰よりも理解されることを望んでいた










瀬名 泉
瀬名 泉
⋯⋯あーあ、本当にチョうざい。何この空気。
アンタのせいで、俺まで調子狂うんだけど



瀬名 泉
瀬名 泉
⋯⋯今はまだ、アンタの言葉を全部を信じるなんて無理。
俺だって、自分のことすら信じきれてないんだからさ。
瀬名 泉
瀬名 泉
⋯⋯でも







泉は隣に立つあなたの下の名前の震える指先を盗み見る







瀬名 泉
瀬名 泉
⋯⋯それでも、きっと。いつかは、さ。
アンタが俺の何を言いたいのか、俺がアンタの何に怯えてるのか⋯⋯
瀬名 泉
瀬名 泉
そういうのが全部、パズルみたいにカチッと嵌まる日が来るかも知れないって、
それくらいは思ってあげてもいいけどぉ?

あなた
⋯⋯瀬名。

瀬名 泉
瀬名 泉
勘違いしないでよねぇ
今すぐどうこうなれるなんて思ってないから
瀬名 泉
瀬名 泉
でもさ⋯分かり合える日が来るまで、アンタが俺の目の前から消えないでいるなら。
その時は、今度こそ信じてあげてもいいって言ってるの





















瀬名 泉
瀬名 泉
アンタが諦めないって言うなら、俺だって⋯⋯。
信じてあげないこともない、からさ

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