でもやっぱりそんな都合のいい様にはいかなくて日に日に彼女を思う気持ちが止められなかった。
だから俺はダメもとで告白するんだ、少しでも意識して貰えるように
及川「急に呼び出してごめんね」
「うん、どうしたの?」
及川「ずっと好きだった、付き合って欲しい」
「ありがとう…気持ちは嬉しい、けど付き合う事は出来ない」
及川「そっか、分かった。」
「これからも"友達"としてよろしくね」
及川「うん、当たり前。俺はあなたの事応援してるから」
「バレてた?」
及川「なんとなくだけどね」
「その人とはどうなの?」
「徹って意地悪だね笑
全然上手くいってないよ… 」
及川「そっか、
上手くいくといいね」
「嫌味ですか?」
ほっぺを膨らませて上目遣い、可愛いなー。
及川「ちがうよ、本心。頑張ってね、」
「うん、ありがとう…。なんか元気出た。そうだ今から告白してくる」
及川「え、急だね」
「なんか徹に勇気づけられたし、」
及川「頑張れ」
「うん、当たって砕けてくる」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。