皆さんこんにちは、条野採菊です。
本日、朝目覚めたら不思議な現象が起きていました。
なんとですね、私、目が見えるようになっていました。
淡々と話しているから冷静に見えますか?見えますよね?((圧
ですが私今、相当焦っています。
慣れというのは怖いものですね。見えて嬉しいという感情すら沸かず、今はただ驚いています。
ですが、、、初めて見るあなたさんの顔、、、とても綺麗ですね。とても美しいのにどこかまだ幼さが残っている、、、これはもはや芸術ですね。
普段早起きのあなたさんがもう目を覚ましている。これはどうしたのだろうか、、、真逆、風邪を引いた?最近急に冷えたこともあるので、もしかしたら、、、
あなたさんは天変地異が起きたのかと思うほど驚き、叫んだ。
あなたさんは冗談で言ったつもりだったのだろうけれど、私にはそれは冗談でもなく、本心だった。
私が即答したせいか、あなたさんは顔を赤らめている。
いつもはこういうのは体温や心音でわかっていたけれど、実際に見るということはこれ以上ない幸せだ。
おそらくあなたさんの叫び声を聞いてすぐにこちらへ来たのだろう、遥香と彼方が扉を開けてこちらの部屋へ入ってきた。
あなたさんも興奮冷めやらぬような声色で言った。
遥香と彼方の方を見る。
初めて見る我が子の顔。
遥香はあなたさんかと思うほど、とても綺麗で可愛らしかった。ただ、あなたさんよりも幼さがある。
彼方は、私に似ている、気がする。ただの親バカかもしれないが、とても似ている。
なぜだか、涙が出てきた。
嬉しい。とても嬉しい。
そうだ、ずっと、見たいと思っても見ることのできなかった遥香と彼方。見たかった。ずっと。その願いが、叶った。それなら、嬉しくないはずがない。
お母さんの次にお姉ちゃんが叫んでいる。お母さんが叫ぶのはいつものことでそこまで気にしていなかったのだけれど、お姉ちゃんとなると話は別だ。
僕もお父さんの顔を覗き込んだら、、、
僕も、めちゃくちゃ驚いた。
お父さんが、、、お父さんが!!!
思わずそう聞いてしまった。
やっぱり照れてしまった。
お父さんって、こんなにもはっきり言葉にする人だったんだ。これから、もっと色んな話をしていきたいな。
それからいろいろ話をして、今日が終わろうとする時刻まで4人で過ごした。
次の日
やっぱりというか、、、私の目はもう見えなくなっていた。悲しかったけれど、私にしたら1日だけで十分だ。こんなにも幸せだったのだから、もしかしたら大きな災が起こるのかもしれない。だが、もしこれが神がくれたものだったりしたら、、、いや、考えるのはやめよう。今日も愛する家族が待つ団欒の場へと行くとするか。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!