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第2話

[桜が咲く頃に]〜勉強〜
18
2020/07/02 21:32
「夏樹今日大変だったね〜」

と、冬華がニコニコしながら言ってくる

「あぁ…大変だった」

僕はため息をつきながら言う…

「なんで、あんな噂立てられなきゃいかんのだ…」

「私笑っちゃったよ〜1クラスと思ったら学年全部に広まってるんだから」

この時僕はこいつに殺気が湧いた

「あぁ。なんで学年全体なんだ…」

「夏樹。私に煽られるってどういう気分?」

「めちゃあイラついてる」

僕は心から笑って言ってあげた僕優しい

「じゃあもっと!!煽ろっかなぁ!!!」

「お前もう勉強教えないぞ」

「え、えぇ!?ダメだよ!」

「別に駄目では…」

そうこいつ冬華は、馬鹿なんだ…

さすがに僕もびっくりした世の中には

こんなやつもいるんだってな…

「ダメなの!!夏樹教えてくれないと全部赤点!」

「1回自分の力でやっみたらどうだ?」

と提案してみたが…

「無理無理!!出来るわけないじゃん!」

こいつマジかよ…と思ったが心の中に貯めて

おこう…。

僕が何を大変だったかを教えよう


「おうおう、夏樹くんやぁ初日から嫌わてたねぇ」

僕はこいつ何言ってんだ。と思いながら言う

「いえ。僕が嫌われたではなく春が嫌いと言っていただけです」

説明するのめんどうだなぁ…

「お、おう…」

こうして僕は、手を洗いに廊下に出た。

すると急に人がおしよせてくる。

僕はまず困惑したが、すぐわかった。

みんなが言ってきた「初日から嫌いウケる」

とか

「今どんな気持ち」

と、僕は真顔でさっき説明したことを

話した。

全て本当の事だから仕方ない。にも関わらず

「そんなに紛らすまでショックだったのか…」

一瞬思考が働かなかった

「いや違うから!」

僕は必死に否定したが誰も信じない…。

これを1日じゅう言われたから疲れた…。

そして、歩いていると門から現れた

そう。桜だ、まったくあいつのせいで…

「夏樹君!今日大変だったみたいだね!」

こいつなんで嬉しそうなん?

「お前のせいだよ」

「夏樹君そういう冗談は良くないよ」

「冗談なんて言ってないんだが…」

「え?ほんとって事!?」

そうだよ…と心の中で言う…

「んで、何の用だ」

「私と小テスト勝負!」

「は?なんでだよ…」

「してくれるよね!」

やるわけ…

「メリットがないだろ」

「メリットかぁ…うーんじゃあ負けたら謝罪してあげる!」

「謝罪か。いいだろう」

謝罪は全然悪い気分にならないしな

「じゃばいばーい」



「さて、帰るか冬華」

が、なんかめっちゃ冬華不機嫌なんだけど!?

なんかしたか!?

ま、まぁ…いいか。土日行かないとな行けないし…



インターホンを鳴らす。

門がガラガラと開いた。

「ここ、ほんっと豪華だよな……」

別に僕は貧乏でも金持ちでもない

普通だ。世の中多いだろうそういうひとが

だがこいつは違う。お嬢様…か?

バカな癖に……くそっ!!

「イラッしゃーい夏樹!」

「朝からうるさいぞ。近所迷惑だ」

毎度毎度うるさすぎるんだこいつは

僕も勉強しないと行けないんだがな…

僕は「お邪魔しまーす」と言って

家に入った

もう見慣れた…のはずがない…

この家は、メイド、執事がやたら

多い…こんな家あるんだな……と

思いながら、屋敷の机に向かう

「すわって座って!」

「あぁ。」

あれから2時間ぶっ通しで勉強を教えた

冬華が疲れた?ハハッ

僕が疲れた…こいつほんと馬鹿すぎる…

「いやぁ!夏樹はほんと、教えるのじょーず!」

「小学生からやり直したらどうだ?」

これは僕いい提案をしたと我れながら

思った。

「は、はぁ!?高校生舐めてる!?」

「お前みたらな…」

おるから5時間ぐらい、雑談をした。

内心めっちゃ帰りたかった…。

「もうこんな時間じゃん。早く帰らないと」

「あぁ。そうだな…」

ほんと疲れた…

「え、もしかして寂しい!?」

「はぁ?お前何言ってんだこっちは疲れたんだ」

「そういうの本人に言うの良くないよ!?」

「お前以外言わないわ!」

「言ってよ!」

「嫌だわ!」

「まぁとりあえず帰るからな!」

「じゃまた明日ね!夏樹。」

「あぁ。」

はぁ〜疲れた…マジ疲れた…

はよ寝よ…



月曜日になった

今日か、絶対勝って謝罪させてやる!

酷いって?ちょっと何言ってるか分からない!

そして、いつも通り通学路を歩く

桜早く咲かないかなぁ。

桜…桜…と思っていると学校に着いてしまった

ついに…着いてしまった……あぁ…

前に桜が現れる

「絶対勝つから!」

「こっちの台詞だ。」

さぁテストだ

〜3話に続く〜


※pixivにも投稿しています。

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