第3話

2.
107
2026/01/11 00:00 更新
行かなきゃ
あいつ千空ならいるかも
いや...絶対に生きてる



ボン!
ボン!
ボン!
あなた
違う噴火じゃない
あれ絶対人工だ
っていうことは!狼煙のろし...



狼煙の方を見ると三連続の噴火に応じて狼煙も3本に増えていた



あなた
3本......
うわぁ〜、どっちに千空いんのぉ?
あなた
もういいやぁ!こっち行こ!



あなたが向かった先には、3本の狼煙



あなた
はっ...はぁ...!
もう少しで見える!
あなた
人影!
あなた
せんく...!



人影の影が取れた瞬間に木陰に隠れた
それでも、見えてただろう、




.......あの視力じゃあ見えていた



違った...間違えた...違う人だ...
うわぁ、きまずぅ
めっちゃ『千空』って呼ぼうとしちゃった
千空逆側だったかぁ......
あなた
あれ、あの子は?



考え事をしていた一瞬の間にその謎の女の子は姿を消していた



見失っちゃった〜!



あなた
どこ?まじ



見失った謎の女の子を探すため、またそこら中を走り回るあなた


ザグ
バキバキ
ババキ

木の倒れた音が森中に大きく響く


あなた
あっちだ



あなた
はっはっ、っ!



そこで会ったのは、千空達でもなく、謎の女の子でもなく.......


旧世界では絶対に関わりのなかった
テレビの世界の人間が、偶然と偶然の重なり....
...いや、もしかすると、必然的に、同じ現実世界で出会った



あなた
獅子王...司...?
うん、君は誰かな?
俺を知っているということは君は旧世界の人間だね
あなた
旧、世界...?
あなた
まーねぇ、うん...
『獅子王司』、霊長類最強の高校生...
これ逃げたら殺されそう
君は千空という男を知っているかい?
あなた
え、うん
あなた
逆になんで知ってんの?
千空は......
俺がこの手で殺めたからね




怒りよりも、悲しみよりも、

憎しみ

悔しさ

恐怖

絶望

困惑

焦り

恨み

罪悪感

嫌悪感

無力感




その全てを追い越して出て来た一つの疑問





あなた
なんで?





あなた
なんで殺した?
あなた
なんで千空?
あなた
何も思わなかった?
あなた
お前、霊長類最強さんだよね?
あなた
か弱い人間殺してんじゃねぇ...よ......
......やっばぁ
何刃向かってんの〜
うち馬鹿?
霊長類最強さんだから殺せたんでしょ...
うちも殺されるじゃん
あなた
...いや、すんません
あなた
ちょっと、取り乱したぁ〜、っていうか...
理解が早くて助かるよ
うん、着いておいで
あなた
ぁ、はい



司に着いて行く、この判断が良いのか悪いのか
あなたは千空の敵になることをわかってはいないだろうね
 



歩き始めて約...何時間経ったのだろうねぇ
殺されるかも、それはやだなぁ
 
着いたよ
あなた
綺麗きれぇ
 
 
たどり着いた場所は崖の上だった
下に広がる緑、緑、緑......
 
この崖だって、この森だってもともとは誰の物でもない
純粋で汚れのない楽園だ
共に人類を浄化しよう
君なら協力してくれるね?
 
人類なんて浄化できない
永遠と汚い
千空を殺したこの人も純粋とは掛け離れてる犯罪者






















あなた
いいよ______
うん、助かるよ
 
『 楽園 』ってのもちょっとだけ見てみたいなぁ〜
なんてさ
裏切りなんて言わないよね

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