第15話

💛💗6 （+⛄️）

689

2023/11/21 10:39

💛「…っ！？」

衝撃音。
爆発音と言ってもいい。

ただ、攻撃的な音が鳴り響く。

💗「上！！」

その声に上を見上げると、ひび割れた天井から大きなコンクリートが。

その影が俺の頭に降り注ぐ。



あ、暗い。



そんな事を思った時には、佐久間が俺の頭に覆い被さっていた。






💛「…え。」



💗「…っ、照、大丈夫…だった…？」



つぅと、

佐久間の頭から赤い血が流れる。



大丈夫って…

お前がだろ！？







❓「あれ、外した。」



ニヤニヤと笑うそいつは、天井に手をかざす。


あ、今能力を使おうとしてる。

俺の勘がそう言って。



💛「っ！」

思わずそいつに力を使った。

途端にそいつの動きが止まり、俺に目を向ける。

❓「…無効化は面倒だなぁ。」

はぁとため息を吐いたそいつは、代わりに小さな塊を持った。



それが爆弾だと気づくのに、少し遅れて。


💛「みんなっ！！　気をつけ」

そこまで言って、気づく。

俺と佐久間以外、腕輪によって能力が使えない事。


💗「……うぅっ…」


頭が痛むのか、佐久間は唸って下を向いている。

俺の能力は、超能力無効化。

無効にするだけじゃ、意味がない。



もう、どうしようもないのか…



















…が、2度目の爆発音は聞こえなかった。











💛「……？」　



俺の視界が捉えたのは、儚く揺れる、ピンク色の髪。





💗「…君。」

❓「…っ、何で爆発しない…！？」

💗「俺の能力は、記憶操作。
　　記憶を操作するということは、その人の行動
　　を変えるということ。」

少し間を置いて、佐久間はそいつの頭に手をかざした。

💗「もう、俺たちに手を出すな。」



そいつは倒れた。

今までしてきた、悪い事なんか忘れてしまったような顔で。





　　　　　　　　　　　　　next🖤🧡+💗…

私、学生なんですが、
これからテスト期間に入るので、1~2週間ほど
更新おやすみさせていただきます

よろしくお願いします🙇

見てくださってありがとうございます😊

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第16話 🖤🧡+💗

クラブ🦀

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。