隼に嫌われた。
ずっと隣にいてくれてたのに。
もう、無理なのかな
隼……
えっ、あなたさん?
あっ…三島くん…
この人は、私と同じクラスの三島 裕貴
(みしま ゆうき)。
優しくてイケメンと学年内でも騒がれている存在。
泣いて…るんですか?
いやっ…、違くて…
…隠さないでください
三島くん…
三島くんは、私の頬に流れた涙を拭ってくれた。
あ、ありがとう…
僕が相談に
乗ってあげましょうか?
いや…いいよ
三島くんも迷惑でしょ?
そんなことないです
あなたさんの気持ちが少しでも軽くなるなら…
じゃあ、甘えて…いいかな…?
もちろん
三島くんは私の手を握った。
場所変えましょう
うん
着いた場所は、立ち入り禁止の階段の踊り場。
ここなら誰も来ませんから
うん、ありがとう
何があったんですか?
あのね…私…好きな人がいるの…
はい
その人、昨日までは優しかったんだけど…
今日になって、あからさまに冷たくなったの…
そうだったんですか…
何でかわからなくて…
隼くんですよね…?
えっ…?
なっ、何で三島くんが知ってるの…⁉︎
みんなそのくらい見ててわかりますよ
そ、そうなの⁉︎
うわ、恥ずかしーーー/////
あれ…?
さっきから、三島くんの声が少し寂しげなのは……何で?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!