僕の高校生生活も、終盤に差し掛かってきたある日。
ハオヒョンが大怪我をして病院に運ばれたと
ハオヒョンのお母さんから連絡があった
病院に着くと、包帯まみれで
ベッドに横たわっているヒョンがいた
急いで駆け寄ると、ハオヒョンは目を見開いて
ジアハオは、少し苦笑いを浮かべながら、
腕の包帯をぎゅっと握った。
僕は息を呑む。
この言葉の裏に、何かとんでもないことが隠れている気がした。
その言葉に、胸がざわつく。
でも、ヒョンの顔を見ると、心配で、怒りで、混乱して
そう言いながら、ヒョンは目を伏せた。
その手の震えと、少し痛そうな表情に、
僕は言葉を失った。
なんで、そんな大怪我するような仕事するの
胸の奥が熱くなる。
あの頃、幼い僕にかけてくれた言葉
僕は、その意味をすぐに理解した。
ヒョンが、あの頃と変わらず、僕を守ってくれていることに。
でも、同時に、あの笑顔の裏に、
どれだけ危険な世界があるかも……
僕を見つめる目の奥に、決意と覚悟が光っていた。
僕はただ、その視線を受け止めることしかできなかった。
言いたいことがたくさんあった。
「守られるだけじゃなく、守りたい」
「もう怖くない」
でも、言葉にする前に、ヒョンが口を開いた。
その瞬間、僕の胸に、温かさと痛みが同時に押し寄せた。
ヒョンは、昔と変わらず僕のヒーローだった。
でも、そのヒーローが背負う世界は、
幼い頃とは比べものにならないほど重く、
危険なものだった。
強くなりたい
その思いだけが、僕の胸で大きく膨らんでいった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。