あなた『ねぇふっかあっち向いて』
深澤「なんで?」
あなた『いいから』
深澤「わかった、はい」
カシャッ
深澤「なに、写真撮ったの?」
あなた『うん』
深澤「言ってくれればもっとかっこいいポーズとったのにー」
あなた『いいの、素のふっかが撮りたかった』
深澤「そうなの?でもなんで横なの?」
あなた『ふっかの横顔好きだから』
深澤「そっかー俺の横顔かっこいい?」
あなた『かっこいいよ』
深澤「まぁ、俺の横顔もいいけどさ今度は2人で撮ろーよ」
あなた『え、ちょっと、、』
深澤「ほらもっとこっちきて!」
あなた『うわっ』
深澤「はい笑って!撮るよ〜!」
カシャッ
深澤「うん、いい感じ」
そう言ってさっき撮った写真を眺めるふっかの横顔を見る。
私の好きなふっかの顔。
顎から耳にかけてのライン、首に浮き出る胸鎖乳突筋、そして左耳に光るピアス。
全部が美しくて儚くて、いつか消えてしまいそう。
この表情を永遠と見ていたいと思った。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。