差し出されたコントローラーを受け取り
テレビに向かう
何だかすごく変な感じ
ホン・ジスに連れてこられて
一緒に映画を見ていたのに
いつの間にか周りを見回せば
たくさんの人がそれぞれのしたい事をしている
そして私も当たり前のようにその中に入っていて
まだ少し戸惑っている
手にしていたコントローラーを置いて
ソファから立ち上がろうとした瞬間
隣に居たウォヌさんに手首を掴まれた
私の声を遮って入ってきたのはホン・ジス
見たことの無い顔でウォヌさんを見つめている
え?何、この空気
向こうでは皆が食卓についてワイワイしているのに
私の目の前では無言で見つめ合うふたり
間でオロオロとしていると
二人の間をするりと抜けて
ウォヌさんが掴んでいた手を自然に離してくれた
後ろを振り返ると2人はまだ無言のままで
なんとも言えない空気だった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。