琥珀サイド

友達
なぁなぁ、何でお前の髪は白いんだ?

友達
目も黄色いし…カラコン?

琥珀
両方生まれつきだよ。

友達
そのメッシュも?

琥珀
うん。

友達
お前って変わってるなぁ〜。

友達
ほんとほんと。

琥珀
アハハ…。
僕だって好きでこの髪色で生まれたわけじゃない。
好きでこの目の色で生まれたわけじゃない。
この髪のせいで親にも捨てられた。
恨み子だって。

友達
なぁなぁ!
それよりさ!
前世って信じるか?

琥珀
前世?

友達
前世?

友達
そう!前世!
自分が生まれる前何だったのかなぁって考えたりしない?

友達
確かに気になるなぁ。

琥珀
僕はそれ程気にならないかな。

友達
えぇ…。
乗り悪いなぁ。
前世なんてありえない。
あったとしても僕は変わらないと思うし。

友達
じゃあ、お前は前世何だったと思う?

友達
んーと、勇者!

友達
そんなわけ無いだろ。

友達
じゃあお前は何だよ!

友達
んーと、冒険者とか?

友達
それこそ無いだろw
琥珀は?

琥珀
?

友達
自分の前世何だったと思う?

琥珀
僕は…
っ…何か急に頭が痛く…

リムル
『⬛⬛⬛早く行くぞ!』

ベニマル
『⬛⬛⬛様!ここは御任せを!』

クマラ
『⬛⬛⬛様に抱っこされるのはわっちでありんす!』

カレン
『いいえ!私です。』

あなた
『⬛⬛⬛=⬜ン⬜⬜トが命じる!
生き延びろ!死ぬな!死んだら許さん!』
何だ…今の…

友達
おい…大丈夫か?

琥珀
あ、うん…。
大丈夫。

友達
で!前世何だと思う?
あの最後に出てきた狐の人…何と無く僕に似てたな…

琥珀
僕は狐かな?

友達
それはあり得る。
だって琥珀、五感良いもんな。

友達
そうだな!
それは本気で当たってるかもな!

琥珀
アハハ…。

琥珀
ん…?

友達
どうした?

琥珀
何か見られてるような気がして…

友達
そんなわけ無いだろ。

琥珀
あ、僕こっちだからまたね。

友達
俺もこっちだわ。

友達
じゃあ、また明日した。

琥珀
ただいま。

孤児院の人
おかえりなさい、琥珀。
実はね、貴方にお客さんが来ているの。

琥珀
お客さん?
案内された部屋に行って扉を開けたら…
リムルサイド
あなたが生まれ変わってからずっと見守ってきたが…なんだあの親!髪色が違うからって捨てやがって!
すぐにでも行きたいが、まだ駄目だ。
まだ思い出してない。
それに、俺は進化して角が生えたからな…。
あっちにはいけない。
行かせるとしたら…悪魔三人娘の誰かか?

リムル
テスタロッサ、カレラ、ウルティマ少し良いか?

テスタロッサ
どうしましたか?

ウルティマ
どうしたの?

カレラ
どうしたんだ?

リムル
そろそろあなたが俺達の事を思い出してるか確認したくてな…。
それであちらの世界にお前等3人の誰かを派遣しようと思ってな。

ウルティマ
!僕!僕行きたい!

カレラ
私も行きたい!

テスタロッサ
私も行きたいですわ。

リムル
じゃあ…テスタロッサ。
行ってきてくれ。
その次にカレラ。
最後にウルティマな。

テスタロッサ
承知しました。

リムル
向こうでは偽名を名乗れ。
テスタロッサと名乗ったら怪しまれるからな。

テスタロッサ
じゃあ、なんと名乗れば…

リムル
白魔白雪って名乗ると良い。
向こうには名字ってのがあるからな。

テスタロッサ
こんにちは。
琥珀君、私は白魔白雪。
よろしくね。

琥珀
琥珀です。
えっと…僕なんかに何の御用でしょうか。

テスタロッサ
少し聞きたいことがあってね。
琥珀君、最近頭が痛くなったり、知らない人が夢に出てきたりしてない?

琥珀
出てきます。
水色の髪の人…。
赤い髪で角の生えた人…。
ピンクの髪で角の生えた人…。
金髪で背中に羽の生えた人…。
九尾みたいな女の子…。
赤い狼…。
おっきな竜…というよりもドラゴン。
紫の髪をサイドテールにした女の子…。
金髪で目の青い女の子…。
白い髪の…それこそ白魔さんにそっくりな女の人…。
最後に僕に何と無く似てる九尾の男の子…。

テスタロッサ
(水色の髪の人はリムル様ね。
赤い髪で角の生えた人はベニマル。
ピンクの髪で角の生えた人はシュナ。
金髪で羽の生えた人はライラ。
九尾みないなのはクマラ。
赤い狼はカレン。
おっきな竜はヴェルドラ様。
紫の髪はウルティマ。
金髪で目の青い子はカレラ。
私の事も思い出しているのね。
自分の事も少しずつ思い出してますね。)

テスタロッサ
わかったわ。
後何回か私の知り合いが貴方の所に来るから、その時はまたお話しをしてあげて。

琥珀
わかりました!

テスタロッサ
リムル様、報告ですわ。
あなた様は徐々に私達の事を思い出しています。
まだ、名前まではいってませんが姿は思い出しています。

テスタロッサ
後少ししたら迎えに行っても大丈夫でしょう。

リムル
そうか。

リムル
(早く迎えに行きたいものだ。)
白魔さんが来てから3週間、僕の頭痛と変な夢は酷くなっていた。
授業中にも頭痛がするし、寝てるときは変な夢を見る。
でも、なんか嫌な気がしないんだよなぁ…。
なんか懐かしい?ような…。

孤児院の人
琥珀君、また貴方にお客さんよ。

琥珀
この前の白い髪の女の人ですか?

孤児院の人
いいえ、黄色い髪の女の子よ。
僕はその人が待たされているもいう部屋に行った。

琥珀
待たしてすいません。
琥珀です。
えっと…

カレラ
私は夜月黃煌。
テ…白雪とは同僚なんだ。
よろしくな!

琥珀
夜月さんは僕になんの御用でしょうか?

カレラ
白雪と同じ、頭痛や変な夢を見てないか聞きに来たんだ。

琥珀
あの後、夢がハッキリしてきたり頭痛が酷くなったりしてます。
ですが…嫌な感じはしないんです。
なんか懐かしいような…。

カレラ
懐かしい?

琥珀
はい。
おかしいんです。
会ったことない人達なのにまるでずっと一緒にいたような…。
夜月さんに似た人も夢に出てきました。

カレラ
ソ、そうか。
(かなりハッキリと思い出してきたんだな。)

カレラ
その人達の名前はわかるか?

琥珀
えっと…水色の髪の人がリムル様。
赤い髪で角の生えた人がベニマルさん。
白い髪で赤い目の女の人がテスタロッサさん。
九尾の女の子がクマラさん。
おっきなドラゴンがヴェルドラ様。
夜月さんに似た人はカレラさん。
紫の髪をサイドテールにした女の子はウルティマさん。
大体の人の名前がわかってきたんですが…

カレラ
どうした?

琥珀
真っ白な九尾…僕に似た人の名前だけがどうしても聞き取れなくて…。

カレラ
(自分の名前だけが聞き取れないのか…。)

カレラ
大丈夫だ。
いつかは聞き取れる。
その時を待てばいいだけさ。

琥珀
あの…何で白魔さんも夜月さんも僕にかまってくれるのですか?

カレラ
え?

琥珀
こんな話、普通は信じないのに…。

カレラ
私の上司がな君の事を知りたがっててな。

琥珀
上司?

カレラ
ああ。
後一回くらい私の同僚と話したら、君に良い知らせが来ると思うよ。

琥珀
??わかりました。
良い知らせってなんだろ。

カレラ
リムル様、報告だ。
あなた様はほとんどの者の名を思い出してる。
だが、自分の名前だけが思い出せてない。
恐らくは、ウルティマが行ったあたりには全て思い出すと思うぜ。

リムル
そうか。
思い出しているならバレなかったのか?

カレラ
ギリギリ、私に似てる人がいたって言われてビックリしたぜ…。

カレラ
ちなみに、リムル様の名前は一番初めに言ってたぜ。
多分最初に思い出したんだろうな。

リムル
それは嬉しいな。

カレラ
そろそろ"あれ"の用意を始めたほうが良いと思うぜ。

リムル
ああ。
始めるか…。
夜月さんに会ってから2週間、頭痛が酷くなり学校を休みがちになった。
その日もかなりの頭痛で学校を休んでいた。
ベッドで横になって休んでたらいつの間にか意識が飛んだ。
そして、夢を見たんだ。

リムル
あなた早く来いよ!
シュナがカレー作ってくれたんだぜ!

ヴェルドラ
スライムに"リムル"妖狐に"あなた"と名付ける。

ベニマル
あなた様から頂いた名前、大切にします。

ハクロウ
あなた様、今日の鍛錬なかなか筋が良かったですぞ。

クロベエ
あなた様だ!
これ、打ち直しておいただよ!

ナレル
コラ、ライラ!
あなた様はこれから私とお茶するの!

ライラ
いいえ!
あなた様には新しいお洋服の試着をしてもらうのです!

ルーナ
あなた様…二人が申し訳ありません。

テスタロッサ
あなた様、紅茶が入りましたわ。
少し休憩なされたらどうですか?

ウルティマ
あなた様!
僕ね、また新しい魔法撃てるようになったんだよ!

カレラ
我が君!
美味そうな魔物が近くに居たから取ってきたぜ!

クマラ
あなた様はわっちの恩人でありんす!

カレン
私はあなた様の言う通りに動きます。

あなた
あなた=テンペストが命じる!
死ぬな!生き延びろ!死んだら許さん!

琥珀
っ!?
(そうだ!僕はあなた=テンペスト。
ジュラ・テンペスト連邦国の主リムル=テンペストの弟で九尾の狐。
あの時、ホーリーフィールドとアンチマジックエリアの中で核撃魔法を撃ったから反動で高熱が出て…何で忘れてたんだ!)

琥珀
あの二人はテスタロッサとカレラだったのか…。

琥珀
(オリュンポスは今いるのかな…)

オリュンポス
《私はここに居ます。》

琥珀
《オリュンポス!居たのか?!》

オリュンポス
《はい。
マスターが記憶を取り戻すまで静かにしていただけです。》

琥珀
《確かに混乱するもんな。
他のスキルもあるのか?》

オリュンポス
《全てあります。》

琥珀
ん?
この魔素は…

オリュンポス
《個体名:ウルティマが来たようです。》

孤児院の人
琥珀君、お客さんよ。

琥珀
わかりました。
部屋に行くとウルティマが待っていた。

ウルティマ
こんにちは!
僕は紫藤ルキア!
よろしくね、琥珀君!

琥珀
偽名なんて言わなくていいよ。
"ウルティマ"。

ウルティマ
!もしかして…

琥珀
うん。
全部思い出した。

ウルティマ
うわーん!(泣)
良かった〜!(泣)

琥珀
フフッ落ち着いてウルティマ。

ウルティマ
グスッ本当に良かった。
あなた様もう思い出してくれないのかと思った…。

琥珀
テスタロッサとカレラが会ってくれたことが記憶を取り戻すきっかけになったね。

ウルティマ
それでね!
リムル様からの伝言!
『もうそろそろ迎えに行ってやるからな。』
今日はこれを伝えに来たの!

琥珀
お兄ちゃんが…。
わかった、お兄ちゃんには僕の記憶は完全に戻ったって伝えて。

ウルティマ
わかった!

琥珀
皆は元気にしてる?

ウルティマ
うん!
リムル様も皆も元気だよ!
それでね!
リムル様がヴェルドラ様を復活させたんだ!

琥珀
ヴェルドラを?
向こうでは100年経ってるの?

ウルティマ
違うよ?
リムル様がね、魔王になったの!
その進化でスキルが進化して解析が早く終わったらしいよ?

琥珀
魔王?
何でまた…
(お兄ちゃん、ミリムが誘ってもあんなに断ってたのに…。)

ウルティマ
ねぇねぇ、この園の人とお話できる?

琥珀
うん。
今呼ぶね。

琥珀
先生、少しいいですか?
紫藤さんが先生にようがあるみたいで…。

孤児院の人
わかったわ。

孤児院の人
あの、私に用とは何でしょうか。

ウルティマ
琥珀君、家で引き取りますよ。

孤児院の人
え?

琥珀
(ああ、良い知らせってこの事か…。)

ウルティマ
なに?駄目なの?

孤児院の人
い、いえ…ですが、貴女は見た目的に言うと学生さんですよね?

ウルティマ
僕働いてるよ?

孤児院の人
アルバイトですか?

ウルティマ
違うし。
ちゃんと働いてるし。
お酒も飲めるよ。

孤児院の人
(ということは…20超えてる…!?)
ご、ごめんなさい!
つい、見た目で判断してしまって…。

ウルティマ
別にいいよ。
で、琥珀君を引き取りたいって話。
どうなるの?

孤児院の人
え、えぇ。
別に構いません。
ですが資料などを書いてもらいませんと…。

ウルティマ
すぐにでも引き取りたいから、今すぐその資料だして。

孤児院の人
は、はい。

孤児院の人
こちらがその資料です。
ここに名前と生年月日。
引き取る子の名前を書いてください。

ウルティマ
はい。
……………。
これでいい?
※名前は偽名、生年月日はリムルがこちらで死んだ日を使ってます。

孤児院の人
えっと…紫藤ルキア様で、生年月日は⬜▷⬜●年○月✕日、引取りたい子は岬琥珀君…っと。
あってますよ。
これで契約成功です。

ウルティマ
じゃあ、明日僕と同僚で迎えに来るから。

ウルティマ
リムル様!
あなた様が全部思い出してくれたよ!

リムル
本当か!!

ウルティマ
うん!
引き取るための資料も書いてきたからもう明日には引き取れるよ!

リムル
そうか。
じゃあ、いつもの場所に魔法陣を書いておく。
あなたを連れてこちらに帰ってきてくれ。

リムル
当日はウルティマとテスタロッサ、カレラにあなたの迎えを任せる。
頼んだぞ。

ウルティマ
任せて!

テスタロッサ
御任せを。

カレラ
任せてくれ!
翌日…

ウルティマ
迎えに来ましたよ。

テスタロッサ
久しぶりね、琥珀君。

カレラ
元気だったか?

琥珀
はい!
お二人も元気そうで!

孤児院の人
それじゃあ琥珀君、新しい家族と仲良くね。

琥珀
はい!
今までありがとうございました!

ウルティマ
じゃあ、行こっか!

ウルティマ
テンペストに!

テスタロッサ
テンペストへ。

カレラ
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第13話 11話
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編集部コメント
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