調見が終わり、長い廊下を歩く三人。
緊張から解放されたmotokiは、その場にヘなへなと座り込みそう になった。
motokiの抗議も虚しく、彼は再びWakaiに横抱きにされ、ryoukaに周囲を固められながら、甘くて重い「癒やしの時間」が待つ離宮へと運ばれていくのだった。
それは、motokiが隣国へと連れ去られ、正式な婚礼を前にした「誓い」の夜のことでした。
王宮の最深部、選ばれた者しか立ち入ることのできない『離宮』。
その寝室は、何百ものキャンドルの炎が揺らめき、高価な白植の香りが重く漂っていました。広いべッドの中央でmotokiは震える肩を抱き、自分を囲む二人の男を見上げていました。
Wakaiが、motokiの顎を優しく、しかし有無を言わ せぬ力で持ち上げました。
その黄金の瞳には、長年溜め込んできた渇望が、静かな炎となって燃え盛っ ています。
Wakaiを幕う令嬢セレスティアとその取巻きたちが、Wakai達の公務の隙を突いてmotokiを温室に追い詰めた。
セレスティアは冷笑しながら、紅茶をmotokiの頭から浴びせた。
ビチャビチャ
motoki髪を、紅茶が這う。
そこに現れたのは、予定より早く戻ったWakaiと、黒い殺気を放つryoukaだった。
Wakaiは濡れたmotokiを外套で包み、抱き上げた。
その後彼女たちがmotokiの目に映ることはなかった。
me)一応完結のつもりです!
これからは番外編とか日常編とか
出していこうと思います!
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。