第16話

: 15
612
2026/02/28 13:15 更新





なにかいい本がないかと探していると
一冊の本が目に入った





  you .
  you .
   うわ 、懐かし …   





小学生の頃によく読んでいた '' 一期一会 '' という本で
短めの恋愛や友情の物語やポエムなどがついているのだ





  you .
  you .
   久しぶに読みたいな …   
  you .
  you .
   あれ借りよっかな   





久しぶりに読みたくなって借りたい本を決めた

あとはヤンくんの元へ持っていくだけ なのに …





  you .
  you .
   と 、届かないっ …   





本棚の1番上にあって背伸びをしてみても届かない

椅子などの登れるものがないか辺りを見回してみるけど
そういったものは見つからなくて自力で頑張ることに





  you .
  you .
   っ 、いける …   





限界まで背伸びをすれば微かに指先が触れた

あとは引っ張って本を手に取るだけ …















'' 「 先輩っ 、危ない !! 」 ''





  you .
  you .
   へっ 、ッあ …   





本が掴めて手に取れた瞬間に聞こえてきた大きな声

驚いて棚の上を見あげれば引っ張った箇所が
悪かったようで隣にあった本たちが斜めを向いていた

危険を察知して後ずさるけど足が上手く動かない
怖くてぎゅっと目を閉じる ── 。






'' ドサっ … '' 本が落ちてくる鈍い音が聞こえてくる
なのにいつまで経っても痛みは全く感じなかった

恐る恐る目を開ければ ……






ネクタイに男子の制服が目の前 数センチの距離に





  you .
  you .
   や 、ヤンくんっ //   





目の前にいる人物が '' ヤンくん '' である ということが
分かるのにあまり時間は要さなかった

私のすぐ後ろの本棚に伸びたヤンくんの腕

もう片方の手は私の頭を庇うように添えられていた

落ちた本はほとんどがヤンくんの腕に当たったのか
少しだけ赤くなっているように見えた





  jungwon .
  jungwon .
   …… 先輩ほんと危なすぎっ 、//   





甘くて落ち着く声が上から降ってくれば距離の近さに
改めて気付かされどんどん顔に熱が籠っていく

'' 守ってくれた '' その事実とこの距離の近さに
私の心臓は破裂してしまいそうなほど速く動いた





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落ちてくる本から守ってくれるのを書きたすぎて
無理やりヤンくんを図書委員にしたとか言えない

3話一気に投稿してごめんね







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