一ノ瀬くんと別れたあと私たちの最寄り駅に着いたあとほとんど何も喋らず私の家に着いた。
私は光輝に手を振りながら玄関のドアを開ける。
光輝とも遊びたいけど忙しいだろうし誘えないな
少し残念になりながらも光輝に悟られぬよう笑顔のまま部屋に入ろうとした時光輝が私を呼び止める。
私は家に入ろうとしたのをやめ
首を傾げながらドアから顔を少し出す。
何を言いたいんだろう
いつも何かとハキハキしている
光輝が言葉が詰まってるの珍しいな。
光輝を見ながら待っていると光輝は顔を背けたまま
光輝が発したその言葉を理解するのに
数秒時間がかかった。
やっと理解できた私は驚きながら声をあげる。
相変わらずのツンデレに口元が緩むのを感じながら
分かりやすく声が高いのがわかる。
遊べないと思ってたからこそ
喜びが倍増しているように感じる。
光輝とは、長い付き合いだからこそ遊びたかった。
もう最後の夏休みになるのだから…
side光輝
俺には昔から好きなやつがいる。
終業式。家が近く小さい頃から一緒にいる
幼なじみの星凪を見ながら思う。
去年はあいつ受験で遊べなかったから
今年こそは遊びに誘って
ずっと胸の奥で思っていたことを言いたい。
"星凪のことが好き"だと言うことを
そんなことを考えながら長い校長の話を聞く
まあ多くのやつが聞いてないか、寝てる。
俺はついつい同じ列の前に立つ幼なじみを見る。
相変わらずちゃんと話聞いてんなぁ...。
けどその時少し違和感を持つ。
顔が真っ青で体調の悪そうにフラフラしてる。
なんかやばい気が...
心配になりながら見ていた
その時バタンッと鈍い音がする。
星凪が倒れたのを見て周りにいた人達が騒ぎ出す。
俺は暑いから出ていた汗なのか、
星凪が倒れたことででた冷や汗なのか
分からないが汗が滴り落ちる。
人をかき分けながら、
星凪に近づき声をかけるが返事はない。
とにかく保健室に運ぶか。
そう考えた俺は倒れて意識のない星凪を抱えあげる。
いわゆるお姫様抱っこで
道を開けてもらい間を通りながら星凪を見る。
見るからに顔色が悪い。
急いで涼しい場所に連れていかなきゃ
俺は保健室のドアを開け入る。
そうか先生いないと思ったら、終業式に出てんのか。
俺は星凪をそっとベットに寝かせる。
一定のリズムで呼吸する星凪を見て
相変わらず綺麗な顔してんなぁ
そう思う。
これからどうするかな…
戻ってもいいけど暑い中あの校長の話聞くのもなぁ
まあ星凪が起きるまでここにいるか











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!