第30話

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2026/03/05 14:00 更新















zh












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hb  ㅤㅤ
     ひょん !!     
hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 早く行くよ !!     





子供のような発音で ヒョンと呼ぶハンビナ


先に走っていって 、早くと急かしてくる 。







先生からまた許可も出て


今日は行きたがっていた水族館にきているんだ 。




別にそんなに急がなくたって 、


魚はどこにもいかないんだけど … ?








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     ✋🏻 分かったから 、ちゃんと手繋いで     






さっきまで元気だったのに 、


ハンビナの手を取ると一気に静かになり


顔を真っ赤にしている 。




さっきまでの元気はどこに行ったんだか ㅎ







hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
      き 、れい …     





普段は手話で会話しているけど 、


心から漏れ出たような本心は 口に出るようだった 。






久しぶりにハンビナの声を聞いて 、


少しだけ目尻が熱くなる 。





ライトアップされた水槽の中には


小さな魚から大きな魚 、マンボウやエイまで


いろんな魚たちが楽しそうに泳いでいる 。








そんな中に 2匹の魚が群れから外れて泳いでいた 。




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     ( なんか 、俺達みたい … )     





少し身体の大きい魚が 小さい方を支えるように


スピードを合わせて泳いでいる 。


それが少し俺とハンビナに重なって見えた 。





まるで人間みたいに 、たまに顔を見合わせて


魚たちのペースで進んでいるようだった 。








ハンビナは 、俺がいなくなっても平気なのかな 。







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hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 ヒョン 、綺麗だね … って     
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hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 何でそんなに悲しそうなの 、?     
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     ✋🏻 あれ 、ごめん …     
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hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 もしかして 、楽しくなかった … ?     





少し遠慮がちに覗き込んでくるハンビナを見て


ハッとした 。






何デート中なのに別のことを考えているんだ 。


俺が出ていったときだって 、


ハンビナは必死に探してくれた 。


それにいつも大好きだって 、細い声で伝えてくれる 。





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     ✋🏻 ううん 、楽しいよ      
心配させてごめんね ?







おでこに軽いキスをしてやると


ブワッと効果音が付きそうなほど 顔が赤くなった 。






hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 もうっ 、次行くよ … !!     






















hb












今日はヒョンと久しぶりのデート 。


前から行きたいと言っていた


水族館に連れてきてもらった 。





それなのに 、ヒョンがとても甘い 。


家でもよくスキンシップはするけど 、


外というのもあるのか 僕はキュンキュンさせられっぱなし 。





心臓が持たないから 、次々と水槽を見て回る 。









ふとヒョンが 、少し寂しそうな 悲しそうな顔をしている 。


心配して覗き込むと


大丈夫だよとおでこにキスをしてきた 。




僕の思い込みだったかも 。


熱くなる顔を自覚して 、


ヒョンの腕を引っ張りイルカショーへと急いだ 。








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     うわ 、っ ?!     
hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     わっ !!     






運よく僕たちは前から2列目に座ることが出来た 。


可愛いイルカの芸に癒やされていると


最後にバシャン 、と大きなしぶきが上がった 。





勿論前列の僕らはびしょ濡れ 。


ヒョンとお互いを見合って笑ってしまう 。





何処からか現れたタオルで頭をワシャワシャと拭いてもらい


お昼を食べて 、出口の売店へ向かう 。








hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ( ギュビナにもなにか買っていこう )






最近休んでいるので 、


ギュビナに何かお土産を買おうと思う 。


ちょうど魚がプリントされた


クッキーのようなものを見つけたのでそれにする 。





一方ヒョンは何かを真剣に見ている 。





hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 ヒョン 、何見てるの ?     
  ㅤㅤzh
  ㅤㅤzh
     ✋🏻 このクラゲのコップ 、
可愛いなって思ったんだけど …
hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 、ヒョンとお揃いしたい     





ヒョンが見ていたのはクラゲが描かれた


ガラスのコップ 。


色はちょうど2色あるし 、さっき僕もいいなと思っていた 。


ずっとしたいと思っていたお揃いもできるし 、


ピンクと青の2つを取ってレジに向かった 。








帰りは少し混んでいたが 、


電車では座ることが出来た 。





hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 ヒョン 、今日もありがとう     
  ㅤㅤzh
  ㅤㅤzh
     ✋🏻 いいえ 、ㅎ     
これからも色んなところ行こうね 。
hb  ㅤㅤ
hb  ㅤㅤ
     ✋🏻 うんっ 、!!     






そのまま僕はヒョンの肩で眠りについた 。



















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