第38話

37.賢者の石
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2025/03/15 10:00 更新
それから、私たちのニコラス・フラメル探しは再開した。そしてその謎は、意外な形で解決することになった。

それは、ロンが大広間で蛙チョコを開けている時のことだった。
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
本当に最近はツイてないよ。テストも散々だったしさ…。なんで休暇明けにあんなにたっぷりテスト漬けなんだよ…。
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
ぼくも、オリバーのしごきがすごくて…。クィディッチは大好きなんだけど、なんだかキライになりそう…。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
二人とも情けないわね…!
飛行術以外のテストで、ほとんど満点を取ったハーマイオニーは、涼しい顔でハリーたちに言った。
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
ああ…また、ダンブルドアだよ!
ロンがそう言って、蛙チョコに付いていたオマケのカードをテーブルに投げつけた。見ると、カードの中にいたダンブルドア先生が、少々困った顔でこちらを睨んでいた。
私はカードを手に取って、それを眺めた。
(なまえ)
あなた
ダンブルドア先生って、すごい人なんだね。
私はカードの文章を読みながら、先日『みぞの鏡』のところで先生と話したことを思い出していた。

《現在はホグワーツ校校長。近代の魔法使いの中で最も偉大な魔法使いと言われている。特に、1945年、闇の魔法使い、グリンデルバルドを破ったこと、ドラゴンの血液の十二種類の利用法の発見、パートナーであるニコラス・フラメルとの錬金術の共同研究などで有名。趣味は、室内楽とボウリング。》

ダンブルドア先生は、闇の魔法使いを倒したり、ドラゴンの血液の利用法とか、難しいことも研究しているんだ…。
あれ?この錬金術を共同研究したパートナーの名前って…
(なまえ)
あなた
……ニコラス・フラメル…
私は思わず呟いた。するとハリーが目を見開いて言った。
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
思い出した!どこかでその名前を見た気がしてたんだ。ホグワーツに行く列車で、このカードを見たんだった!!
ハリーが私の見ていたカードを覗き込んで、立ち上がった。ハーマイオニーも私の持っていたカードの内容を読んだ。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
ねえみんな、付いてきて。
ハーマイオニーはそう言うと、私たちを図書館まで連れ出した。


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ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
どうして忘れてたのかしら。軽い読み物だけど。
ハーマイオニーが机に分厚い本を置いた。
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
軽い?これが…!?
するとハーマイオニーが、ロンを睨みつけた。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
“ニコラス・フラメルは、『賢者の石』を作り出した唯一の人物である。”
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
何を作ったって?
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
何を作ったって?
(なまえ)
あなた
『賢者の石』…?
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
あなたたち二人は、本を読まないの?
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
“『賢者の石』は『命の水』を作り出す。これは飲む者を『不老不死』に変える。”
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
不老不死…
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
死なないってことよ。
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
それくらい、わかるよ!
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
スネイプが狙ってるのは、これよ!あのしかけ扉の奥にあるのは、『賢者の石』よ。
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
…ハグリッドのところに行こう!
ハリーが言ったので、私たちは一斉に立ち上がった。

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