「あ、照に報告しなきゃ」
『照?』
「あぁ、あの岩本照。俺と仲良い奴」
『あっ、あの人か…』
「今から呼んでもいいかな?」
『もちろん!!全然大丈夫!』
「ありがとう」
しばらくすると、照がやって来た。
照「ごめん」
「いや。わざわざごめんな?」
照「ううん」
「紹介するよ。俺の彼女」
照「お前…付き合ったのか…?」
「おぉ」
照「おめでとう。」
「ありがとう」
照「俺嬉しいわ、お前に彼女ができて(涙)」
「ふっ笑笑絶対泣くとこじゃねーよ笑笑」
『いい人なんですね笑笑』
照「言ったじゃないすか。俺見た目だけって」
『ふふっ笑笑本当だ笑笑』
照「とりあえずおめでとう」
「おぉ」
照「あ、そーだ。(耳打ち)お前、可愛い子紹介しろよな?」
「あ、やべ。そうだったわ。」
照「俺は忘れてねぇぞ笑笑」
『え?』
照「それじゃあ、失礼します。お幸せに」
「ありがとう!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。