【 淀川 真澄 】
彼は私を呼び止めて、花束を差し出した。
11本の薔薇の花束。真っ赤な薔薇は、不思議なほど
彼の奥の見えない瞳にぴったりだった。
「 記念日、覚えててくれたの?」
「 そんなことないよ 」と言ったら、
彼はいつもと変わらない表情だったが、
なんだか少し嬉しそうだった。
花言葉 ⟡.꙳
真っ赤な薔薇・・・「 あなたを愛しています。 」 「 告白 」
11本・・・「最愛。」【 桃華 月詠 】
彼は私に尋ねた。忘れるわけが無い。
「 もちろん!2人が付き合った記念日だよ 」
どこかに行ったと思えば、花束をもって帰ってきた。
10本の綺麗なマーガレットの花束。
彼が選んでくれた花だからなのか、
凄く目を奪われた。ものすごく、綺麗だった。
花言葉 ⟡.꙳
マーガレット ・・・ 「 恋占い 」「 真実の愛 」「 信頼 」
10本 ・・・ 「 安心をくれる存在 」
【 朽森 紫苑 】
驚いた。彼のことだから、
どうせ記念日なんて忘れてると思ってた。
そういって彼は、花束を私にくれた。
紫色の花 … 見たことない花だったけれど、美しかった。
「 この花、初めて見た。綺麗 … 」
花言葉 ⟡.꙳
紫苑 ・・・ 「 貴方を忘れない 」「時が経つのを忘れて」「私を忘れないで」
お気に入りが最近増えてきて嬉しいです 🍀 ݁𖥔.
紫苑さん3連続ですみません














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!