ドサっとテーブルに乗せられた書類
任務がない場合、書類作成・整理または
報告書なんだが…… 明らかに雑用じゃない?
満面の笑みを浮かべるレイナさん
彼女の笑顔はどうも胡散臭い……
例えるなら叶だ叶
そう言うと彼女は顔を下に向けた
顔を上げ私と視線を合わせる
「ここに女は私以外いらないの」
女っていうものは恐ろしい、同性ですら
恐ろしいと思ってしまうほど女は怖い
私はここにくる時「命令には従う」
そう言ってしまった。二言は無い
この人が凡ミスしてくれるまで待とうでは無いか
束となった書類を片手で持って
彼女にそう伝えた
ここの軍事基地は寮もあるせいか色々と
充実していた。書物室に着き片足で
ドアを蹴りそのままテーブルに向かった
書類と向き合いひたすら手を進める中
ガタッと向かい側の椅子が動く音がした
肘をテーブルに置き私をじっと
興味深く見てくる不破さん
…… 面倒なやつがきたかも












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!