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第1話

プロローグ
181
2024/05/22 09:08
 
プリ小説
それは、誰でも気軽に小説を書ける場所。
その系統は様々。
恋愛、ホラー、コメディ、青春もの、ファンタジー、ポエム、ミステリーなどなど。
そこには、ある天才小説家がいたらしい。
主に恋愛ものが多く、たくさんのファンの心を掴んだ。
本人は、「天才」という自覚はなく「ただ書きたいものを書いているだけ」らしい。
作品数は多く、ファンの数も多い。
気づけば、本も出すレベルまで知名度が上がり、有名となっていた。
 
だが、ある日こんなお知らせを発表した。
こんにちは、あなたの小説家名です。

自分勝手ですが、わたくし、あなたの小説家名は本日をもって、活動を無期限休止にさせてもらいます。

なので、失踪します。

探さないでください。

みなさま、今日までありがとうございました。

どうか、お元気で。

さようなら。

そして、おやすみなさい。
と。
この話はプリ小説だけでは収まらず、ネット…日本中で話題となった。
テレビニュースにも載ったぐらいだ。
ファンは騒いだ。
「あなたの小説家名、どこ行っちゃったの?」

「帰ってきて!!!」「続きみたい〜!!」

「もう戻ってこないのかな?」「心配」

「戻ってきて」「みんな、ここで待ってるよ!」

「まさか、死んじゃったり…?」←「縁起でもないこと言わないで」

「生きる希望が…」「緊急、供給求む」

「残念」「アカウント、消されちゃうのかな。」
その反応は様々。
心配する者も居れば、何かに飢えた者もいる。
本人にその声は届いたのか。
それは誰にも分からない。
 
それから、3年程経った。
rbr
この人の小説、めっちゃ面白いやん!
ここにも1人。あの天才小説家にハマってしまった者がいたのだ。
rbr
でも…もう更新されてへんのか…
 
rbr
なら、作者を見つけたるわ!!!
作者は探すなと言っていたのに、その言葉さえも無視して、作者を探し始めるバカがここに1人。
自分で続きを書く、他の似たような作品を見る、方法ならいくらでもあっただろう。
なぜ、探すことを選んでしまったのか。
愚か者だ。
天才小説家、姿を消したようで。【rbr】
色んな小説を消してしまう為、そのお詫びです。
なんか、また始まりましたね。
何やってるんだか…
ちなみに、天才小説家は私ではありません!!!
この世の中で小説を書いている私以外の神のことです!!!!(私は違います)
はい、そんな感じです。
続くかどうかは知らん。
だけど、書きたかったんだよなぁ…
とりあえず、行けるところまで行ってみよう。
それでは!
See you next time!

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