第16話

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2026/03/24 12:12 更新











帰り道、何をどうして帰ってきたかあやふやだ

なぜか心配そうな仗助の顔だけはやけに覚えている



アタシはアパートに入るや否や靴を脱ぎベッドに身を沈めた
(なまえ)
あなた
普段ならうるさいジョジョ達もやけに静かで、少し心地悪い

ため息をつき、腕で目を隠しながら想いにふけた




ジョセフ・ジョースター
…あなたでもこんな顔すんだな
(なまえ)
あなた
うっさいわね!!
ジョセフ・ジョースター
おう!?ビックリしたぜ!!
ジョセフ・ジョースター
…お前最初とキャラ変わってんじゃあねえか?
反論はできなかった

せっかく優等生モードで過ごそうと思ったのに、これもディオのせいだ…


また色々考えると顔が熱くなる

紛らわす為にベッドをぶん殴ったが気持ちは変わらない
空条徐倫
…ねェあなた…恋バナ、しない?
(なまえ)
あなた
…はぁァァ?アタシは今恋なんてしてないんでけどォ
いつのまにか隣でベッドに横たわっている徐倫にそう言いつつも

のそのそとうつ伏せになり、いわゆる修学旅行の恋バナ雰囲気になる
空条徐倫
…あたしはね
そう語らい出した徐倫
























(なまえ)
あなた
はああああ??何そのロメオというクソ野郎!!
秒針はすっかり真上を指していて、でもみんな話に夢中だ

いつの間にか仗助とジョセフ達も混じっている

口は挟まないが、承太郎とジョルノとジョナサンもしっかり傾聴している事だろう
東方仗助
なんちゅー奴なんすか!そいつ!!
ジョセフ・ジョースター
うわー!なんだそいつ!ありえねぇっつーのー!
空条徐倫
ふふ…まぁ彼のおかげで成長できたし、いいかな…とは思ってないけどォ
空条徐倫
ホントにあん時はどうなる事かと思ったわ…
空条徐倫
15年よ、15年…15年が消えたってわかった時はホント…気が気じゃなかったわ
(なまえ)
あなた
あそれで刑務所に入ったの?
(なまえ)
あなた
もっとやばいことしたんじゃあないかと思ってたわ…
空条徐倫
まぁ…遺体遺棄も大概よ
空条徐倫
…ディオはどんな人だった?
(なまえ)
あなた
えっ
不意打ちの質問にまた顔に熱が伝うのがわかる
でも、徐倫は教えてくれたし…

枕で顔を半分隠しながらポツポツと話す
(なまえ)
あなた
ディオ…は、生意気
(なまえ)
あなた
生意気で、口も悪くて…捻くれてて
(なまえ)
あなた
…優しかった
(なまえ)
あなた
少なくとも、アタシは…
一度口を閉ざす

言っても仕方がない、別の話題に切り替えよう



あぁ、懐かしい

よく二人で楽器を弾いていたものだ

アタシは得意のヴァイオリン、ディオは他のも出来るのになぜかピアノ


(なまえ)
あなた
付き合ってた時、よく楽器でデュエットしてたんだけどね
ジョルノ・ジョバーナ
…楽器、ですか?
初めて声を上げたジョルノ

なんだか乗り気になって来た
(なまえ)
あなた
あ、アタシの家って結構音楽一家の輩出だからさ
東方仗助
へェー…だからここにもヴァイオリンがあるんスね
(なまえ)
あなた
そう…でディオはいつもデュエットの時ピアノを弾くんだ
(なまえ)
あなた
他にも楽器はいっぱいあるし、一番得意なのは同じヴァイオリンなのに
(なまえ)
あなた
なんでデュエットする時はいつもピアノなの?って聞いたことがあるの
(なまえ)
あなた
そしたらあいつ…







ディオ・ブランドー
フゥン…今更か
生意気な笑みを浮かべるのが常の彼だ

きっと「俺様の美学だ」とか「お前の調律が不安なんだ」なんて、皮肉まじりに返されると思っていた


だが、ディオは弾いていた指を止めると、珍しく真っ直ぐにアタシの瞳を見つめた
ディオ・ブランドー
まぁ答えてやらんでもない
その表情にはいつもの傲慢さはなく、ただ静かな熱だけが宿っていた
ディオ・ブランドー
お前の奏でるそのヴァイオリンは、俺が弾くのと比較しても、少しも引けを取らない
ディオ・ブランドー
……いや、その瑞々しい音色は、俺にさえ到達できない高みにある
ふっと唇を歪ませて、彼はどこか照れくさそうに、しかし断固とした響きで続けた
ディオ・ブランドー
その美しさを、損なわせることなく、誰よりも最大限に引き出せる伴奏者は誰だと思う?

彼は不敵に、笑った
ディオ・ブランドー
俺だ
ディオ・ブランドー
お前のヴァイオリンを最も美しく響かせるのは、俺が弾くピアノでなければならない
ディオ・ブランドー
そうだろう?
心臓が大きく跳ねた

言葉の端々からこぼれ落ちる独占欲と、アタシに対する絶対的な信頼

ディオは再び鍵盤に視線を戻すと、余裕を取り戻したような、それでいてどこか甘やかな笑みを浮かべていた




























(なまえ)
あなた
っていうのがあってぇエエエエ
空条徐倫
つまりアンタは彼にベタ惚れってことね
ジョセフ・ジョースター
そして別れたってワケだ
両手で抱えていた枕を、ジョセフに向かって豪速球で投げつけた

反応できなかったのか顔面に受けたジョセフはそなまま倒れ込んだ
(なまえ)
あなた
うるせエエエエ!!
(なまえ)
あなた
少なくともアタシはお家柄的に優等生ぶらなきゃあ行けなかったんだよ!!
(なまえ)
あなた
でもディオも同じだってことに気がついて!それで!!
(なまえ)
あなた
うううう!!
思いっきりベッドに顔を叩きつけるが、バネの反動でマットが軋むだけだった

髪の毛を掻きむしりたくなったが、余計に虚無感を加速させるだけだろう

空条承太郎
なるほどな…そうやってテメェはディオとめでたく付き合ったワケだ

やけに承太郎もノリノリだ

いやノリノリかはわからないけど、少なくとも話にはついて来ててる
空条承太郎
じゃあ、なんでテメェは別れようって言ったんだ?
空条承太郎
話を聞いてる限り、お互いまだ未練は残ってそうだが


ベッドから顔を上げてあの時のことを思い出す
(なまえ)
あなた
…それは
泣きたくなった

同じようにベッドで横たわってる徐倫に抱きつく
空条徐倫
うぉ
(なまえ)
あなた
あのクソ野郎……!
(なまえ)
あなた
うぅうう……
空条徐倫
何があったのよ…
泣きそうになりながらも、アタシは
言葉を重ねた





























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