(放課後の教室)
(窓側で本を読んでいる)
「おかえり、補習お疲れ様です。」
パタン
「いえ、待つのは苦じゃ無かったですよ。」
「私がやりたい事でしたので。」
「補習とか、珍しかったですね?」
「あぁ……なるほど。」
「テストで答えが、1列ずつズレてたんですね。」
「随分とベタな失敗を……って、
1列ずつズレてた!?」
(とても驚いて腕が机にぶつかる)
「いったぁ……」
「それで、気が付かなかったんですか?」
「えぇー、気が付きましょうよ。」
「しかも、ズレてなければ100点って……
勿体ないことしましたね。」
「だから、最後の確認を忘れないようにって、
言っといたんですけどね。」
「今回は、確認する時間無かったんですか?」
「え、確認してたのに……?」
「最初か最後が、余らなかったんですか!?」
「あぁー、最後が余ってて、
そこまでは確認する時間……無かったんですか。」
「それは、運がなかったですね。」
「……まぁ、次は大丈夫ですよ。」
「遅くなる前に、帰りましょう?」
「えぇー、まぁ……補習頑張ったみたいですし、
アイスくらいなら奢りますよ。」
「じゃあ……コンビニ、寄りますか。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。